08/11/12の市況

人間には学習する能力がある。
その能力が仇となりかねないのが最近の株式市場だ。

ugly culture

公的年金の予算消化によるいびつな株式購入が、本来の株価構成をグロテスクなものに変えている面も現れている。産業育成とか、財産形成を支援する場として、株式市場は設けられているはず。しかし、そこは農業(agriculture)のような収穫を期待しているはずが、社会保険庁の醜い文化(ugly culture)のせいで収奪されかねない状況に陥っている。

景気動向が酷い状況になっている最近は、決して積極的に買いが入るはずもない。
しかし、最近では公的年金投入が、株価を上げるインパクトを与える形で現れることが多すぎる。その買いも不定期に起きるから性質が悪い。

公的年金の恐怖に怯えているのが、最近の株式市場。10時半からの日経平均やTOPIXの上げは、先物に引きづられた感じもあるが、公的年金に引っ張られたとしても説明がついてしまう。また、NTTドコモやKDDIの12時30分台にスルスルと上げた流れには、公的年金投入の恐怖を示すような感じを受けざるを得なかった。

とにかく、景気低下への下げの恐怖に、公的年金による突然高の恐怖が入り混じる、正気の沙汰を逸脱した、ゆがんだ相場に終始する流れが続いたのが12日の相場の空気だったように思います。

前場10時半過ぎの意味不明な買い上がりについても、後場の分足についても、TOPIXも日経平均には醜悪さだけが現れている。下値を買い支えるような買い板がしつこくいたり、引け成りの買いが入ったあたりの状況を見ると、

「まだそんなことをやっているのか」

と、血と汗の年金を浪費する社会保険庁に激怒の念を感じざるを得ません。
日経では「下値には個人投資家などによる値ごろ感からの買いも入り」と解説かあったが、取引状況からはこれがとても実態を表すようななかった。
正常な状況なら「売り買い拮抗」「小動き」「閑散な商い」のような一般的な言い方で事が済むのだが、現実には「年金砲が怖くて手出しできない」と市場参加者を敬遠させているに過ぎない。

日経平均  8,695.51 ▼113.79
TOPIX     874.27 ▼15.09

今日、上げで目立ったのは三菱レイヨンとソフトバンク。
三菱レイヨン(245△25)は、英国化学会社の買収による事業拡大が材料。これは素直に受け取りたい。ソフトバンクは、中国アリババドットコムとの提携で中国に進出することが昨日発表されたのがきっかけのようだ。しかし、ストップ高はやりすぎ。派手な値動きをいままでも繰り返された銘柄に、今日は飛びついた奴がごまんといただけと見ておいたほうが正しそう。この中国進出で、ソフトバンクモバイルほどの売り上げも、利益も期待できないからです。

しかし、個別材料が力なく消されるほど異様な状況が今日も続いていたとしかいえない。ゆがむのは麻生太郎の顔面ぐらいで十分だ。

ゆがんだ株価といえば、古くは光通信の20万円が代表的な例となる。2000年あたりのITバブルによるソニー33900円、富士通5030円、フジテレビ293万円なども異様だった。仕手戦の言葉が普通に使われていた時代には、松坂屋とか東急電鉄とか豊田自動織機とか...不当に株価を吊り上げられるものが散見されたものでした。
最近ではここまで酷い例は目にしにくくなっているが、いろんな理由によってゆがみが出ているのは否めないところです。

電力株を俯瞰すると、四国電力の株価が沖縄を除く9社では異常に高くなっている。これは、四電が自社株買いを他社よりやっているから。この要素を除いてしまうと、東京・関西・中部以外の6社並みに落ち着くのが妥当としか考えられない形に落ち着くはず。
また、中部電力の株価も、東電・関電との相対比較を行うと、やや割高な傾向が最近目に付く状態になっている。中部電の件は、公的年金の投入方法によって上げ過ぎの状況が現れているとするのが妥当です。

きょうはここまでとします。



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Author:プラチナヒルズ
黄海…もとい後悔三国(中華人民共和国、大韓民国、朝鮮民主主義共和国)は反日で構わないが、プロパガンダで貶めるから嫌いです。
原発は放射性廃棄物の無害化技術が実用化されたら賛成に回ります。

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