NHK「無縁社会 私たちはどう向き合うか」について

NHKから16時-18時に放送された「無縁社会 私たちはどう向き合うか」。
これは時間帯のせいもあって、大テーマの呼び込みだったって感じだった。

メインディッシュは22時からの「追跡! A to Z」でやるから、そっちも見てね。って感じ。
こんな感じでいいでしょう。呼び込み番組なんですから。







(1)Nスペ放送以降、メール、電話、FAXなどで2300通もの反響があったと紹介された。

初老以上の人からの反響だったと思うが「決して他人事ではない」旨が紹介された。

30代独身男性から「結婚なんて踏み切れるか! 自分を養うのでめい一杯だ」と記されたものもあった。

(2)NW9、おはよう日本で放送された映像の再放送
以下のものを放送。

直葬
Case1
父の葬儀のときは会社関係者などを集めて葬儀を行った(献花には「松竹株式会社」などの文字が)。
それから時が経って、母も亡くなり葬儀を行う形となったが、認知症が長く、知る人も少ないため、直葬の形を取った形になった。
母の葬儀は、近親者だけで訳の分からん人を混ぜなかった形なので、むしろよかったのかも。
Case2
親類縁者がなく、生前生活保護を受けていた死者は、保冷庫から遺体を出された後荼毘に付された。費用は自治体の費用負担。
見送りは葬儀会社の社員だけ。生前なんて知らない。

結婚式
披露宴に代理人を呼ぶ。
ここでは、会社の同僚に仕立てた代理人が取り上げられる形となった。
代理人は、業者から派遣されている。
今回放送されたのはこれだけだったが、実際には「親類」「友人」などを仕立てる場合もある。ヘタすると全員代理人ってことすらあり得る世界です。

【子供を置き去り】
ここでは、夫に先立たれた後生活苦に陥った母子家庭のケースが紹介された。
子供は施設に、母は生活保護ってケース。
この映像のケースはまだ犯罪の臭いがしないだけマシだが悲惨だ。現実にはもっと酷いケースも多数ある。

ひきこもり
41歳で引きこもりに。降格がきっかけ。やがて会社を辞めた。
外にでるのも怖い。
この件は、降格させられるようなヤツがムダに地位を与えられていたんだろって、嘲笑するしかない。

【単身化・単身世代の急増】
1980年は20%だったのが、2030年には40%になると予測される。
都営高砂団地に住むタクシー運転手だった56歳の独身男性は、バブル崩壊当時に収入減により結婚をあきらめた。
「客観的に悲しい」とカメラに向かってつぶやいた。
倒れてタクシー運転手の職を辞している。倒れた以降は、何かあったら怖いので、就寝するときは鍵をかけず、チェーンだけにするようにしている。

(3)1/31に放送された『NHKスペシャル・無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~』の再放送
オープニングとエンディングの一部をカットしただけで、ほぼそのまま放送した。
「おれが三菱だ」って思い込んでいたのが勘違いで、ただの社畜に過ぎず、用が済んだら処分されてしまったと解釈できてしまう人の絵図は、悲惨だ。

あらすじは改めて書くまでもないので、以下をクリックしてご覧下さい。
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-59.html

(4)パネラーとのトーク
山井政務官、宮本教授、途中から北九州ホームレス支援機構の人が加わる。

○2030年には、東京都の世帯の半分以上が単身になる

○日本は、海外と比べて生涯未婚率が異常に高い社会になる。
 「結婚できない人」が多数現われてしまうことが問題(「結婚する気のない人」は問題ではない)。

○「無縁社会」は自助努力の行きを超えてしまった!

○「無縁社会」を脱するための施策が取り上げられた
 テーマには無条件に「Yes」ってビデオをつくるNHKらしい構成だった。
・横浜では園芸部が作られている
・新潟では、一人親を支援するサークルができている
・北九州ではホームレス社会復帰支援のNPOが作られている。ホームレスに最近、30代の人が増えてしまった。

○若者が救いを求められない
20代・30代の人を指している感じだった。まだ親は存命しているはずの世代だが、
「こんな格好じゃ帰れない」「親に迷惑はかけられない」とし、親にさえ救いを求めない。

無縁社会は社会的排除の問題であると、ヨーロッパでは扱われている。社会的包摂をしなければ。

○経済的問題とは関係なしに「ホームレス化」がドカンと進んでしまった。
 経済的困窮によるもの、社会的つながりが切れたことによるもの。
 個人の善意ではもはや手が打てない。

 養護施設、ハローワーク、ニート…社会から排除されてしまった人へのサポートがされていない。

 ※ここで言う「ホームレス化」は「社会的断絶」の意味。

○山井政務官が言った一言はきつかった。
 「ボランティアは行政の下請けじゃない」
 その通りです。善意に頼るのも限界があるのだ。

22時からの本編については、改めて書くことにします。
この項は以上です。





2010/04/03 19:09
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原発は放射性廃棄物の無害化技術が実用化されたら賛成に回ります。

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