村落の廃校跡のような…JR函館本線国縫駅の駅舎

2013年9月12日、乙部町の温泉宿をレンタカー(日産ムラーノ)で発ってから、日本海を左手に見ながら追分ソーランラインを北上し、瀬棚町の市街へと入った。
国鉄瀬棚線の跡…全然気が付かなかった。

国道229号線をたどって瀬棚市街に入ったので、瀬棚駅跡に向かう北海道道447号西大里瀬棚停車場線の横は間違いなく通過しているのであるが、廃線跡を見る気はさらさらなかったので、何も考えなかった。

なんとなく行った瀬棚港フェリーターミナルで、たまたま奥尻島との定期船・アヴローラおくしり号の接岸に出くわしたごとが、この日の北海道・檜山で一番覚えていることである。13時30分過ぎの事だった。

接岸し、観光バスが船から出るまで、一通り見届けてから瀬棚港を後にした、

その後、国道230号線を通って、国縫に出た。
時間がもう少し早かったら、「16時までに豊浦町」に入れるだろうから国縫はあっさりスルーしたはずだが、今金町と長万部町の境界線にたどり着いたのが15時を過ぎてからだったので、「16時までに豊浦町」に向かうには時間が足らなくなってしまい、焦ることもないやと、宿を取っていた室蘭までゆっくり行くことにした。

3年前の2010年に、国道5号伝いに駅前を行ってみたのであるが、どうしても国道伝いなので、国道前にないところは意識しないと通り過ぎざるを得ない。森駅は5号沿いなので難儀しなかったが、八雲駅は意識して行った形だ。ほかはほとんどスルー。八雲駅と長万部駅の間は当然スルー。

そんなことで、国縫駅をそれなりに見て行くことにした。
国縫駅にたどり着いたのが15時半だったので、「16時までに豊浦町」なんて、当然のように無理だった。





国縫駅正面1
国縫駅正面2
ぱっと見の印象、昭和の木造校舎のようである。それも築数十年を優に越えたような。廃校跡と偽っても、バレない気がしてしまう。
右手のポスト、左手の電話ボックスはさすがに時代を感じさせられないが、駅舎は昭和そのもの。
国縫駅」と書かれた木の看板も、年月を感じさせられる。
函館・五稜郭・上磯の各駅であった「JR」のロゴもない。

余談になるが、街の中心でもないところの駅舎で比較すると、この駅は立派過ぎる。

その原因は、かつて瀬棚線の乗換駅だったことである。

瀬棚線は、JRに転換される直前の1987年3月に廃線となった。相対的に立派な駅舎は、その名残だ。

国縫駅待合室
ドアを開け、待合室に入った。
次に停まる列車まで時間があったのだろうか、誰もいなかった。

硬いベンチが並んでいた。
これって、国鉄時代に設置されたものがそのまま使われているのでは?

ポスターやステッカーのようなものを除くと、国鉄時代のものが徐々に朽ちてきていることだけが、わかってしまう。

国縫駅駅舎ホーム側
ホームから見ても、村の小さな学校の校舎を見るみたいだ。

国縫駅階段1
国縫駅階段2
ホームを渡す、階段通路である。
「函館線を頻繁に通過する貨物車両を考慮して設置されたもの」とばっかり考えていたが、瀬棚線があったころ(1987年3月以前)に設置されたものがそのまま使われているとするのが正しそうだ。
木造の階段…少なくとも1980年代以降のものではない。

「瀬棚線」以外に、この駅に階段がある理由はない。

国縫駅ホーム1
国縫駅ホーム2
国縫駅ホーム3
国縫駅ホーム4
ホームにて。現役ではあるが、最小限しかメンテナンスされないことも分かってしまう。
旅客としては大赤字の駅なので、やる気なしで仕方がない。

ホームの先に雑草が多く生えている。運行の邪魔にならないところまでいちいち刈り取っていたら、割に合わないので仕方がない。

1日14本しか列車が停まらない。
通過する30本以上の貨物列車と20本ほどの特急・急行を見送る方が圧倒的に多い。

必要最小限の維持管理しかできない…そんなものなのかもしれない。

本質的には「この駅の旅客輸送はいつバス転換してもしょうがないですよ」なので、こんなものなのかもしれない。

悲しいとか残念とかの感情論をぶつけても仕方がない。
単純に、交通手段の変化から、役目を終えつつあることが分かってしまうのであった。





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