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菜種かす、荷余りで食用油メーカーが苦境

穀物の値上りに従い、政府保有の輸入米は飼料用転用が進むという皮肉な現象が起きていると朝日新聞に掲載されているのを見たが、食用油メーカーでは菜種油を搾り取った菜種かす相場上昇のあおりで、肥料用に売れていた菜種かすが売れず、収益に打撃を受けている。

安売りをすればいいではないか、と簡単なお話ではないようだ。



商品コラム・価格は語る(日経)

菜種かす荷余りで食用油メーカー苦境
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/column/
商品部・井上達也(4月22日)

食用油メーカーが菜種油を搾りにくい状況に陥っている。搾油と同時に出てくる菜種かすの荷動きが高値を背景に低迷し、搾油工場に菜種かすがあふれているためだ。食用油各社は菜種かすを値下げして在庫一掃を図っている。

「菜種かすが工場にあふれかえっている」--。食用油メーカーの役員は困惑した表情で話す。同社の工場の倉庫は菜種かすで満杯。あふれた菜種かすは外部の倉庫に預けているという。

菜種かすは油分を除いてあるので長期間保存しても品質劣化の心配はないというが、外部の倉庫を借りれば費用が発生する。収益確保のためにもできれば早く在庫一掃したいのが食用油メーカーの本音だ。

菜種かすは配合飼料や肥料になる。肥料向け需要が高値で落ち込んだことが荷動き低迷の主因。菜種かすは原料の菜種価格の高騰を背景に値上がりを続け、ここ1年半で7割上昇、東京市場では1キロ42円を付けた。果樹農家は価格高騰を嫌って、果樹に与える菜種かすを減らしたり、割安な化成肥料にシフトしたりしている。

3月からは食用油メーカーは需要を喚起するため価格を引き下げて販売している。足元の市中価格は1キロ38円とピークの3月と比べて4円(9.5%)下がった。値下げで農家の買い付け意欲は少し上向いたものの、在庫を一掃するまでには至らない。

食用油メーカーのなかには、菜種油の生産を抑制し、同じ主力食用油の大豆油に生産の力点を移している。「大豆油が健康増進につながるというイメージを強調していく」(食用油メーカー)という。食用油は一般に菜種油と大豆油を混ぜて使うが、大豆油の分量を増やす食用油メーカーも出ている。

とはいえ、商品の品ぞろえを維持するには菜種の生産は不可欠で、菜種油を生産すれば菜種かすは発生する。在庫一掃の願いは遠のく。ある食用油メーカーの役員は「さらに菜種かすを値下げするしか解決策はない」と話す。菜種かすの価格基調は一段と弱まりそうだ。




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原発は放射性廃棄物の無害化技術が実用化されたら賛成に回ります。

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