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最近は渋谷駅と品川駅の工事が中心ですが、お買い物や交通費での節約方法を書いてます。ぶらり途中下車なんかでも使えるかも
きのう、自宅近くの大戸屋に行った。自分が座っていたそばには、女子高生らしき女性が3人。彼女たちはテレビの話をしていた。「相棒のミッチー(及川光博)が…」とか「ロンブーが…(火曜21時のロンドンハーツを話していた模様)」など、いかにも彼女たちが好みそうなことを話しているなーと思った。両方ともテレビ朝日の番組になるが、これはただのめぐり合わせでしょう。
聞き耳を立てるほどのことではないので、単語を拾っただけ。この程度のことは誰でもやりそうなことと思うので、お許し下さい。
耳目することの多くは、そんな些細なことになるが、結構重ためのものが見つけ出されることもあるので、注意が必要です。
NECの現社長はなぜ辞任しなかったのか
どこかの(経済系と思われる)雑誌に、その根拠が示されていることが、ネット掲示板のコピペからわかった。要は「辞任しなかった」のではなく「社外から代わりの人をまだ手当てできていないから」。これは説得力があった。
日立や東芝は2009年3月期の大赤字の責任を取る形で社長が辞任しているが、東芝の純損失3436億円と並べて書けるような純損失2966億円を計上しても、社長の座を退かないNECって、(成り手がないことなんて知らなければ)何を考えているんだって感じるのが普通だ。確認できたのは2ちゃんねるとYahooファイナンスぐらいしかないが、社内外から「辞任しない」ことに対して怒りが噴き出していた。しかし、こういう理由だったとは半年以上も気が付かなかった。うかつだった。
日立や東芝の社長交代は、内部昇格の形で行われている。人材がいれば、これで当然だ。しかし、人材がいなければ、退陣すべき人でも退陣しようがない。それだけのことだ。
日立はよくわからないが、東芝は三井色が濃い。NECは完全に住友グループ。
旧住友銀行が企業再建の目的で社長人事に乗り出した例としてはマツダ(1977)アサヒビール(1986)がある。
マツダは、製品化したロータリーエンジンがオイルショック直後でさっぱり売れず経営危機に。それを打開するために通産省・住友銀行の意向により、同社社長初の創業家以外の人を据える形になった。
アサヒビールは1949年の設立移行長期低落が続き、経営が立ち行かなくなりそうなところに、住友銀行副頭取の樋口廣太郎氏が送り込まれた。その後、アサヒビールが立ち直ったのは「スーパードライ」の爆発的なヒットによるものである。
こうした住友銀行の経営再建の事例からNEC社長人事を考えると、以下の結論になってしまう。
NECの矢野薫氏が社長辞任をしなかったのは、09年に三井住友銀行が送り込む人材を決められなかった野が原因。
住友銀行だったら決められたんだろうが、三井銀行(+太陽神戸銀行=さくら銀行)と合併した三井住友銀行では行内での調整がつかず、矢野氏続投にせざるを得なかった。
傀儡政権とか、つなぎとか、そんな言葉が浮かんできてしまう。
麻生太郎前首相就任直後の2008年10月か11月に行われるはずだった総選挙が、リーマンショック、自民党内調整、連立を組んだ公明党の「都議選に近いのはヤダ」などでズルズルと後送りにされ、おまけに麻生氏の失言などもあってどんどん評価を落とし、8/30の総選挙で歴史的な敗北を喫し野党転落にまで追いやられた一件を彷彿されてしまう。首相の座を降ろされる形になった麻生氏の今の扱いって、さびしいもんです。
歴史に学べ。おそろしい符号もあるものです。
※マツダ・アサヒビールにかかわる通産省・住友銀行については、当時のものをそのまま書いています。マツダは当時「東洋工業」、アサヒビールは「朝日麦酒」が社名ですが、合併も組織改変もないので、特に注釈はしませんでした。
◇ ◇ ◇
きょうの東京株式市場は、3日文化の日をはさんだ海外市場(欧米は2・3日、アジア・オセアニアは3日)の動きが、差分では余り差が見られないため、動きが小さくならざるを得なかった。
あえて差を見出すならば、3日に米モルガン・スタンレーが半導体業界の投資判断を引き下げたことを受けて、ニューヨーク株式でインテルを含めた半導体関連の一角が軟調だったことに影響を及ぼされたぐらい。
東京エレクトロン(4850▼260)、イビデン(3120▼70)、SUMCO(1648▼64)、アドバンテスト(1971▼25)、ニコン(1648▼29)、東京精密(1087▼33)…半導体関連とおぼしきところばかりが下がった感じだった。
日経平均 9,844.31 △41.36
TOPIX 881.27 △0.73
JASDAQ 48.27 ▼0.11
きょうの大まかな流れとはちょっとずれてしまうが、きょうから自社株買いの期間に入った関西電力の値動きは、「株価<人の手間」を意識させられるものがあって、特に後場は面白い形になった。
株価の呼び値は、2000円までは1円区切り、2000円以上は5円区切りとなる。単純に考えれば2000円未満の1呼び値あたりの注文数は、2000円以上の5分の1にしかならない。関電の日ごろの取引状況から鑑みるに、注文する量が1単元や2単元(関電は1単元100株)ならば、安いに越したことはないで済んでしまうが、関電の自社株買いは単純計算で毎日858単元となるため、1回に1つの価格で858単元の注文なんてほぼ不可能に近い。
実際、1990円台で株価が推移していたとき、2000円以下の板状況は刻み値1円ごとに多くても200単元を超えないレベルだった。その一方、2000円カイに変わってからは、2000円から上は刻み値以上では刻み値5円ごとに200以上の板が並ぶ状態だった。
そんなことから、2005円や2010円で買い注文が可能な状況になったら、1回の注文で100単元を出してもさほど目立たない。
しかし、2000円以下は呼び値が1円なので、100単元の注文を出すと不自然な買い板が生じることになってしまう。2000円以上で1回100単元が上限ならば、1999円以下では1回20単元が関の山となってしまう。
要するに、株価が2000円をちょっと下回るぐらいでは自社株買いはやりにくいってこと。
実際、「買い2000円=売り2005円」の板状況になった後、売買の板が「売り1999以下=買いは売値以下」の板状況の時よりも待ち行列が分厚くなっていたことで明らかです。
このことは、文章を読むだけで考えるとこんがらがるので、図表を描きながらお考えになると少しはお分かりになると思います。
なお、関電とほぼ同期間に自社株買いを行っている中部電力は2100円当たりを行き交う形だったので、呼び値は5円区切りのみ。したがって、関電ほど明白にわかるような注文の出方はありませんでした。