★★1347・09/07/27の市況

麻生太郎が、どうよ。なんて株式市場についての前段は、本編が長くなってしまったので別立てにします。

今日の東京株式市場は、「爆食バブル」中印相場の延長線上にあるといっていい。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、日本、韓国などの経済は底を這っているという状況が続いているが、税金のキックバックが強烈に効いてしまっている中国・インド・ブラジルなどの(BRICs-R)の「爆食」が世界経済の平均を押し上げているような感じを受ける。

半導体関連とか、精密機器とか、建設機械とか、素材関連など、「爆食」関連が軒並み高くなっている感じ。一方、「爆食」に直接関係のない内需関連はさっぱり動かない。

日経平均 10,088.66 △144.11
TOPIX     928.26 △7.78
JASDAQ     49.51 △0.23

ただ、例外はないわけでもない

「サブプライムバブル」当時は欧米や中国やインドの貿易増加による貨物増加による高収益で高値をつけていた海運3社は、欧米が立ち直れないでいるので収益悪化へ。中国やインドがいくら「爆食」したところで、欧米の貨物が動かなければ業績がよくなんてなるはずもない。
日本郵船と商船三井はまだ黒字を確保しているが、川崎汽船は営業赤字に転落してしまっている。海運3社は、前場引け後に4-6月期の決算発表をしているので、後場にズドーンと下落している。

日本郵船(399▼19)商船三井(599▼22)川崎汽船(362▼15)

日立は、上場子会社を「爆食」している感じ。今朝の日経に掲載されていたのは、日立マクセル、日立プラントテクノロジー、日立ソフトウェアエンジニリアリング、日立情報システムズ、日立システムアンドサービスの5社を完全子会社化の件。日立はここ数年、上場子会社の株式を買い付ける傾向が強いが、その流れに乗っかっている感じ。
本体の危機を、優良子会社を完全子会社に戻す事で、本体の延命を図っているようにも思えてしまう。「too big to fail」の言葉は、日本では日立のためにあるようなものになってしまった。「この木なんの木気になる木」のCMからは「寄らば大樹の陰」を連想してしまうが、最近の「爆食」ぶりを見ると、倒れそうな大樹を子供達に支えてもらっているようにしか見えない。GMがかつてオペル・スズキ・スバルの自動車会社株を買い捲ったのに似ているように思えてしまう。

完全子会社化の流れで一番サイテーだったのは、NECNECソフトNECシステムテクノロジーにやった奴だったが、今回のやつはそれを上回ってしまった。

完全子会社化対象の5社はさすがに全てストップ高だったが、これは単に株式買収のルールによるもの。ある一定のプレミアをつけて買い戻すのがルールなので、それを見込んでの動きである。

日立製作所(304△10)
日立マクセル(1414△200)
日立プラントテクノロジー(550△80)
日立システムアンドサービス(1510△200)
日立ソフトウェアエンジニアリング(2015△303)
日立情報システムズ(2575△400)

◇ ◇ ◇

中国やインドに限定されていた「爆食バブル」が、日本や韓国をはじめとする世界中に飛び火し始めている、と考えないと最近の株価高騰の話は通ってこない。1980年代の「ザ・バブル」2000年ごろの「ITバブル」2005年ごろの「サブプライムバブル」のように、「バブル再来」とみておかないとならないようだ。
バブルが膨らみ始めると、簡単にブレーキなど効かないのが過去の経験則だ。今回は「爆食関連」がドカンと上げ続ける気配だ。欧米の金融不安は相変わらずだが、しばらく株式は強いんだろう。

バブルの解決策はバブルだったなんて、あまりにも空しい。
しかし、そんなことなんて言ってはいられない。

「爆食」関連で気をつけなければならないのは、中国・インドに該当する企業があるかどうかということ。
自動車や家電、コンピュータはすでにあるので、思いのほか期待できない。
しかし、素材関連や部品系は思いのほか見つからない。液晶テレビを作るための部品や素材の多くは日本が握っている。自動車鋼板は新日鐵やJFEが世界トップの品質をキープしている。
デジタルカメラメーカーは中国にあっただろうか…。
水確保の問題もあって、中国に半導体工場があるイメージもない。

要するに、「爆食」のおこぼれを預かれるところだけが恩恵を受けられ、そうでないところは縮退してしまうという事だ。
新日鐵、信越化学、東レ、ファナック、キヤノン、ニコン、オリンパスみたいな中国・インドでは太刀打ちできないようなものを持っているところは「爆食」の恩恵を受けられる。
一方、「爆食」に縁がないところ、駆逐されてしまうところはアウトだ。
NTTや電力会社など内需関係は「爆食」に関係あるはずもない。
東芝や日立は、まだ鉄道とか発電所のような事業があるため「爆食」の恩恵にもあずかれるのだが、富士通やNECみたいなIT関連は、自国内で「爆食」が完結してしまうため需要が回ってきそうもない。
船井電機やカシオ計算機みたいな価格勝負の家電メーカーは、「爆食」系にかなうはずもないので、縮退や淘汰を余儀なくされそう。

今日のカキコは以上です。

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Author:プラチナヒルズ
黄海…もとい後悔三国(中華人民共和国、大韓民国、朝鮮民主主義共和国)は反日で構わないが、プロパガンダで貶めるから嫌いです。
原発は放射性廃棄物の無害化技術が実用化されたら賛成に回ります。

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