★★1341・09/07/23の市況

きょうの株式相場はキ・チ・ガ・イじみている。

香港市場の爆上げを機に、東京市場は後場寄り付きで急騰させられる展開だった。

上海の株式相場は昨年7月の水準、香港は昨年9月の水準まで上げてきた。
しかし、これは「中国が景気対策で持ち直した結果」とすると生ぬるく、「中国が税金を爆食した結果」としておいたほうが正しい。

ムンバイ株式市場も昨年9月の水準まで上げてきた。
インドも税金投入の結果としておいたほうがいいのだろう。

リーマンブラザーズの破たん以降、世界中で強烈な景気後退が起きてしまったのは周知の事実だ。その後、「景気対策」の大合唱をやったまではいいが、それが中国やインドにバブル状態を生んでしまっている。

結局、サブプライムバブル崩壊の処方箋は税金爆食バブルってことになるのか…。

歴史を紐解くと、なんとなく20年前に日本で起きたバブル景気を連想してしまう。まるでデジャブのような感じだ。

  • 1987年10月のブラックマンデーを、2008年10月のリーマンショック暴落に
  • 1989年12月につけた日経平均株価最高値38,915円87銭を、これから上海万博につけるであろう上海市場に
  • 1980年代後半の地価暴騰を、00年代後半の資源暴騰に

リーマンブラザース破たん後の株価暴落を、「100年に一度の危機」ではなくブラックマンデー(1987年10月)の暴落の程度であると、株式市場に係わる証券会社やマスコミ、金融当局は扱わせたいらしい。

でも、20年前と今は経済環境が違いすぎる。ブラックマンデーからバブル崩壊に至るまでの経緯は日本にクローズしていたが、リーマン破たんが契機となってしまった今回の経緯は、問題が世界中に波及してしまっているからだ。

おまけに、バブル崩壊時の日本の財政状況と、今のG7各国の財政状況を比べると、明らかに今の方が悪い。

中国やインドが経済成長することを止める気はないが、日本の失われた10年が世界を席巻すると思わずにいられません。

余談になってしまうが、90年代の日本で勃興したものは枕を並べてダメになるか、落ち目になっている。

市民権を与えられた消費者金融や商工ローン、グッドウィルをはじめとする日雇い派遣業者、デジタル化とギャンブル性の増大で売り上げを伸ばしたパチンコ、80年代後半から売り上げを伸ばし続けたJRA…。
その影を中国やインドにダブらせるのは自分だけだろうか…。

90年代以降日本人の士気を著しく下げたやつは、日本をダメにした一因でもある。
賃下げだけが目的の成果主義、足切りでやる気を喪失させた資格昇格制度。こんなことも落ち目にしたのだと思い出した。

◇ ◇ ◇

きょうの東京株式は、「ニューヨークが何連騰」はあまり意識されなかったものの、中国・インドの上げに引っ張られる形で後場に高くなる形に。

今は対ドル、対ユーロで円相場を考えても無駄らしい。中国元とかインドルピーの方が重要な感じがするからだ。

日経平均  9,792.94 △69.78
TOPIX     908.69 △2.11
JASDAQ     48.88 △0.17

精密機器株が異様に高くなっていることは、ここで何度か触れている。ニコンの上がり方が常軌を逸しているのは何度も書いている通り。

ではなんでそんなことを、と考えると、中国やインドが会社そのものを欲しがっているんじゃないかって思えてきたから。

  • 中国には家電企業が育ちつつあるので、家電メーカーはいらない。
    →パナソニック、シャープ、ソニーに手を出しても仕方がない
  • 自動車メーカーもあるので、自動車メーカーはいらない。
     →トヨタ、ホンダから三菱自動車に至るまでいらない
  • 三菱重工にはさすがに手を出せない。

しかし、カメラとか医療機器の精密機器になれば話は別だ。

  • コピー機やプリンタなどの事務機は、電気製品の延長だ。
    →リコーやセイコーエプソンはいらない
  • 時計ぐらいなら既に作っている
    →セイコーやシチズンはいらない
  • カメラメーカー医療機器などの高度な精密機器メーカーってあったか?

そこで残ってきたのが、キヤノン、富士フイルム、ニコン、オリンパス、島津製作所などの精密機器メーカーとなる。時価総額を見ると、キヤノン>富士フイルム>ニコン≒オリンパス>島津製作所となっている。

株価の上がり方が激しいのはニコンとオリンパス。

精密機器株人気だけで説明をしようとすれば、リコーやセイコーエプソンも似た感じで上がっていなければならないが、3ヶ月前より1割も下がっている。
一方、キヤノンは時価総額が約4兆、富士フイルムは約1兆5000億。ニコンとオリンパスはともに6000億円台。島津製作所は約2000億円。

結局、時価総額6000億円台のニコンとオリンパスだけが、業績とか将来への期待を鑑みても上がりすぎているように見えてしまう。それもある線を割りそうになると買い集めている感じが明白に出てしまっている。オリンパスへの言及は避けるが、ニコンでは5月以降ひたすら買い集めに入られている気配を感じる。

業績予想をどう読んでも、今の株価ではもはや高すぎるとしか説明はつきません。

しかし、企業買収となれば話は別。今後の株価上昇を見込んでも1兆円のご予算で…と考えれば筋が通ってしまわなくもない。

キヤノンや富士フイルムのようなトップ企業はさすがに手を出しづらく、一般向け製品のない島津製作所には関心がない。こう考えれば、ニコン・オリンパスに触手を伸ばしているとして説明がついてしまいます。

  • 半導体製造装置関連で東京エレクトロンとニコン。
    東京エレクトロンは3ヶ月前と大差ないが、ニコンは3ヶ月前の3割高。
  • 液晶関連で富士フイルムとニコン
    富士フイルムは3ヶ月前の15%高だが…
  • カメラでキヤノンとニコン
    キヤノンは3ヶ月前の一割高だが…

とニコンが係わった株価材料を並べてどう考えても、上がりすぎなのですから。オリンパスはここまで明確に理由は書けないが、上がりすぎ。

日本企業でニコンやオリンパスを買収しようなんて企業はあるはずもない。欧米企業や資本家でも考えないだろう。そこに、弱体化してしまった日本の政治をいいことに、海外に売り渡してはならないような企業までが買収の危機に陥っている。そう仮説を立てても不思議にならない事を、中国の税金爆食バブル景気と株価の動きに感じざるを得ません。

「ハゲタカ・大空電機レンズ事業部」のお話ではないが、国のためにニコンやオリンパスを売り渡すな!
鳩山由紀夫になる公算が高い次代首相に強く訴えたい。自民党が与党に残ったとしても、同じです。
もし、ニコンやオリンパスを売り渡そうものなら、ロックフェラーセンターを買収した三菱地所や、映画会社・MCAを買収した松下電器と同じ運命が待っているでしょう。

今日のカキコは以上です。

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Author:プラチナヒルズ
黄海…もとい後悔三国(中華人民共和国、大韓民国、朝鮮民主主義共和国)は反日で構わないが、プロパガンダで貶めるから嫌いです。
原発は放射性廃棄物の無害化技術が実用化されたら賛成に回ります。

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