ビミョーすぎる、米原と長浜の間の北陸本線
米原駅を後にし、北へ針路をとると、それまでの中山道、東海道線から、北陸道、北陸本線へと変わる。
長すぎる残暑が終わる少し前の9月14日の夕刻が現地で、このページを作っているのは立冬の11月8日。
すでに2ヶ月も経ってしまっているため、道中どうだったかはかなり忘れてしまったので、あっさり写真を並べることにします。
【坂田駅】
米原駅から車で、エッチラオッチラと坂田駅までやってきた。

坂田駅の駅舎ではあるが、いかにも民家風。
駅事務所の運営を地元自治体に任せている形。

この建物は、1995年に建てられたもので、近江町商工会の事務所を兼ねていたとのこと。
市町村合併に伴い、米原市の一部となったので、近江町商工会はなくなってしまいましたが…
この建物は「近江母の郷コミュニティハウス」と命名されている。
「母の郷」と命名されているので、育児施設とか…とも思えてしまうが、違う。
「母の郷」が直接、女性を意味するものではないらしい。
JR利用の方は、駅西側の無料駐車場を…
夕方だったので、ガタガタ言われる状況にはなかったが、真昼間でもそうだとしたら、役所にありがちな杓子定規なものと見えてしまう。

駅前ロータリーには、歴史的人物のモニュメントが建立されている。
滋賀県内のJR駅前にはよくある構図だ。
なでしこ像
山内一豊公と千代夫人
の白亜の像が。
ここで言う「母」とは千代夫人の事かと思い、調べて行ったら違う。
戦国武将・山内一豊公の母「法秀院」のことだ。
「母の郷」の「母」を示すものが駅前になく、息子とその嫁の像か…
調べてやっとわかったが、こんなの初見でわかるか?
9月の30度を超える残暑の中では分からんことがわかったので少しはすっきりしたが、こんなの地元民か、日本史に造詣が深くないとわからん。
なんともややこしい。

「コミュニティハウス」には、駅の事務所(業務委託?)と、路線図に隠れて券売機が1台。
坂田駅の周辺の様子から、こんな程度で十分でしょう。
100km圏内に福井、小浜、名古屋が含まれる一方、大阪府内は高槻・茨木どまり。
これなら、中日新聞が進出しているのも理解できてしまう。
琵琶湖をぐるりと囲むようにある東の東海道線+北陸線、西の湖西線、100%滋賀県じゃないことに改めて気づかされてしまった。最西端の山科駅だけ京都府。ビミョーだ。

ホームへの入口には、切符投入用の自動改札と、ICOCAタッチ用のものがあった。
無人駅にしては物々し過ぎる…と思えてしまうが、周辺駅との関係を見れば、こうしないことにはどうにもならない。
南に一つ行くと米原駅。そこから琵琶湖線(東海道本線)を大阪方向に進むと、一つも無人駅はない。
全て自動改札が設置されている。
そちらに対応するよう、自動改札用の機器が設置されていると言う事だ。
一応…入場券も売っているらしいが、改札機に扉などもついていないので、ホームへの立ち入りは無料でできてしまう。
無人駅ならではだ。

ホームにて。
ホームと北陸線の線路の向こうには、近江米の田んぼが広がっている。
【田村駅】
日がだんだん低くなり、琵琶湖の向こうの山並みに隠れようとしつつあった。
ナビの指示に従い、西口の駅前ロータリーに向かった。
長浜ドーム…いかにもってハコ物。
イオンのショッピングセンター(イオンディライトアカデミーながはま)それなりに人口がいるところなら、SCは進出するんだなぁ…
渋い気分になりながら、ロータリーに近づいた。そして、駅前ロータリーへ。ただただ、だだっ広い。

うわぁ、貨物ターミナルのような雰囲気。
ここに立ったとき、そう思った。
この項を書くに当たり、ちょっと調べてみたら、これは間違いと分かった。
かつての車両留置線跡ということ。そこで、旅客需要に関係なく大きく作られてしまったというだけ。

体を右に向け、長浜ドームの方向を見た。やっぱりデカい。手前にあるのはイオンのSC。
ありがちなハコモノ行政かよ…とその時は呆れてしまった。
だが、このブログを書くため、長浜ドームのHPを見たら、「ハコモノ行政」と揶揄することもないと分かったので取り消し。
かなり利用率は高いようである。
ドーム建設ブームが起きる前だったら、単に「長浜市立体育館」となっていたんだろうな…と思いつつ。


その一方、駅前にある長浜バイオ大学にはイタさを禁じ得なかった。
校舎そのものはご立派なのだが、十分か十五分か、この一帯にいた間に人の出入りは皆無。
実験などで校内に学生がいるようにも感じられず…
9月14日だったので、まだ後期が始まる前だろうとは思えても…これはないだろう。
女子大じゃねーぞ。
いかにも、バイオテクノロジーに注目が集まった頃、流行りに乗っかって開校しちまったって感じだった。
当然私立大学だ。
「●●国際大学」「●●大学介護学科」と似た開校のようにも見えてしまう。

これはおまけのような写真です。
鉄道とは何の関係もない場所である、滋賀県道2号・大津能登川長浜線沿いの湖畔公園の砂浜での、湖面の向こうの稜線に沈もうとする夕日の写真です。
ルパン3世の峰不二子が出てきそう。

おまけのついで。
写真撮影場所は、長浜市街の南側。湖面の向こうに長浜城がよく見えます。
14日は、長浜城のすぐそばに行った時点でおしまいとした。
ここで日没となってしまったのですから。
長浜駅から北は、この続きで。
長すぎる残暑が終わる少し前の9月14日の夕刻が現地で、このページを作っているのは立冬の11月8日。
すでに2ヶ月も経ってしまっているため、道中どうだったかはかなり忘れてしまったので、あっさり写真を並べることにします。
【坂田駅】
米原駅から車で、エッチラオッチラと坂田駅までやってきた。

坂田駅の駅舎ではあるが、いかにも民家風。
駅事務所の運営を地元自治体に任せている形。

この建物は、1995年に建てられたもので、近江町商工会の事務所を兼ねていたとのこと。
市町村合併に伴い、米原市の一部となったので、近江町商工会はなくなってしまいましたが…
この建物は「近江母の郷コミュニティハウス」と命名されている。
「母の郷」と命名されているので、育児施設とか…とも思えてしまうが、違う。
「母の郷」が直接、女性を意味するものではないらしい。
JR利用の方は、駅西側の無料駐車場を…
夕方だったので、ガタガタ言われる状況にはなかったが、真昼間でもそうだとしたら、役所にありがちな杓子定規なものと見えてしまう。

駅前ロータリーには、歴史的人物のモニュメントが建立されている。
滋賀県内のJR駅前にはよくある構図だ。
なでしこ像
山内一豊公と千代夫人
の白亜の像が。
ここで言う「母」とは千代夫人の事かと思い、調べて行ったら違う。
戦国武将・山内一豊公の母「法秀院」のことだ。
「母の郷」の「母」を示すものが駅前になく、息子とその嫁の像か…
調べてやっとわかったが、こんなの初見でわかるか?
9月の30度を超える残暑の中では分からんことがわかったので少しはすっきりしたが、こんなの地元民か、日本史に造詣が深くないとわからん。
なんともややこしい。

「コミュニティハウス」には、駅の事務所(業務委託?)と、路線図に隠れて券売機が1台。
坂田駅の周辺の様子から、こんな程度で十分でしょう。
100km圏内に福井、小浜、名古屋が含まれる一方、大阪府内は高槻・茨木どまり。
これなら、中日新聞が進出しているのも理解できてしまう。
琵琶湖をぐるりと囲むようにある東の東海道線+北陸線、西の湖西線、100%滋賀県じゃないことに改めて気づかされてしまった。最西端の山科駅だけ京都府。ビミョーだ。

ホームへの入口には、切符投入用の自動改札と、ICOCAタッチ用のものがあった。
無人駅にしては物々し過ぎる…と思えてしまうが、周辺駅との関係を見れば、こうしないことにはどうにもならない。
南に一つ行くと米原駅。そこから琵琶湖線(東海道本線)を大阪方向に進むと、一つも無人駅はない。
全て自動改札が設置されている。
そちらに対応するよう、自動改札用の機器が設置されていると言う事だ。
一応…入場券も売っているらしいが、改札機に扉などもついていないので、ホームへの立ち入りは無料でできてしまう。
無人駅ならではだ。

ホームにて。
ホームと北陸線の線路の向こうには、近江米の田んぼが広がっている。
【田村駅】
日がだんだん低くなり、琵琶湖の向こうの山並みに隠れようとしつつあった。
ナビの指示に従い、西口の駅前ロータリーに向かった。
長浜ドーム…いかにもってハコ物。
イオンのショッピングセンター(イオンディライトアカデミーながはま)それなりに人口がいるところなら、SCは進出するんだなぁ…
渋い気分になりながら、ロータリーに近づいた。そして、駅前ロータリーへ。ただただ、だだっ広い。

うわぁ、貨物ターミナルのような雰囲気。
ここに立ったとき、そう思った。
この項を書くに当たり、ちょっと調べてみたら、これは間違いと分かった。
かつての車両留置線跡ということ。そこで、旅客需要に関係なく大きく作られてしまったというだけ。

体を右に向け、長浜ドームの方向を見た。やっぱりデカい。手前にあるのはイオンのSC。
ありがちなハコモノ行政かよ…とその時は呆れてしまった。
だが、このブログを書くため、長浜ドームのHPを見たら、「ハコモノ行政」と揶揄することもないと分かったので取り消し。
かなり利用率は高いようである。
ドーム建設ブームが起きる前だったら、単に「長浜市立体育館」となっていたんだろうな…と思いつつ。


その一方、駅前にある長浜バイオ大学にはイタさを禁じ得なかった。
校舎そのものはご立派なのだが、十分か十五分か、この一帯にいた間に人の出入りは皆無。
実験などで校内に学生がいるようにも感じられず…
9月14日だったので、まだ後期が始まる前だろうとは思えても…これはないだろう。
女子大じゃねーぞ。
いかにも、バイオテクノロジーに注目が集まった頃、流行りに乗っかって開校しちまったって感じだった。
当然私立大学だ。
「●●国際大学」「●●大学介護学科」と似た開校のようにも見えてしまう。

これはおまけのような写真です。
鉄道とは何の関係もない場所である、滋賀県道2号・大津能登川長浜線沿いの湖畔公園の砂浜での、湖面の向こうの稜線に沈もうとする夕日の写真です。
ルパン3世の峰不二子が出てきそう。

おまけのついで。
写真撮影場所は、長浜市街の南側。湖面の向こうに長浜城がよく見えます。
14日は、長浜城のすぐそばに行った時点でおしまいとした。
ここで日没となってしまったのですから。
長浜駅から北は、この続きで。
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