主に走り屋向けの道路案内(峠道+アルファ)
関東編
【箱根(国道1号)】
箱根駅伝でも映される画面でもわかるように、険しい山道。
小田原から箱根に掛けての道が厳しい。箱根から三島方面へはダラダラと下り坂が続き、いつの間にか三島のロードサイド店が並ぶところに入ってしまう形。
なお、箱根の山道は激しい濃霧が出る事があるため、小田原=沼津の移動の際は遠回りでも246や東名高速の迂回コースを取った方が無難なケースもあります。
【大垂水峠(国道20号)】
京王線の高尾山口駅から中央道・相模湖東ICの間とお考えいただければいい。
いかにも走り屋にもってこいの区間。ひっそりとラブホテルが点在するあたりも。その印象を強く持たせる形。
【青梅街道の柳沢峠(国道411号)】
青梅市街からひたすら甲府方向へ走る道。感覚的には奥多摩駅から丹波山村の間が一番厳しい。柳沢峠の辺りも典型的な山道だが、ここは道路整備ができているので手前のところよりは厳しくない。
都県境のあたりに民宿が集まったところがあるのは、事前情報がなければ驚かざるを得ない。
【飯能=秩父(国道299号)】
辛いだけであんまり面白みがなかったような記憶しかありません。
【碓氷峠(国道18号)】
盲腸線となった信越本線の横川駅を軽井沢方向に向かうと、旧道とバイパスに分かれる。ここでは旧道の話。峠道に入ってからは森の中をひたすら進む形。歩いて移動しようとか、自転車で移動しようなんてとてもじゃないが考えられない感じ。ただ、峠道が終わるとすぐに軽井沢市街になるのは拍子抜けの感じだった。
【いろは坂(国道120号)】
紅葉狩りなど観光コースとしてあまりにも有名。
多くを語るまでもありません。
【会津西街道(国道121号)】
今市市街から会津若松に抜けたときの記憶(かなり古い)。
道を北に向かうほど、どんどん悪くなってくるの印象があった。大丈夫なんだろうかの意識で栃木県内を進んだ。しかし、県境を越え、福島県に入ると光景は一変した。山の中の朽ち果てた道から、主要道路の状況に変わった。主要道路のまま会津若松へと続く。
【東名自動車道の静岡=神奈川県境】
上り線と下り線で様相が明らかに異なります。
- 下り線
2車線の道路が2つに分かれている。どちらを走っても問題なし。
ただ、用賀のスタートから二股に分かれるところまでと、再度合流後沼津までは片側3車線なのに、2つに分かれているところだけは2車線なので、ちょっとヘンな感じを受ける事になるはずです。 - 上り線
こちらは素直に3車線の一方通行。
しかし、感覚的に「スピード出すと怖いぞ」的な感じになっているので、この間は規制速度を守りつつ、真ん中の車線を慎重に走りながら大井松田ICまで流すのが常です。
北陸編
【親不知一帯(国道8号)】
新潟県糸魚川市。JRの駅で言えば青海=市振間。
糸魚川静岡構造線の北の外れにあることから、その急峻さは強烈な感じとなっている。太平洋側の由比(静岡市)よりもきつい感じ。
昼間走った場合は、険しいところに道を作った感じと思うが、夜中に走ろうものならクルマのヘッドライト以外見えるものもなく、怖い感じすら受けてしまう。青海から市振へ東から西に走ったときは昼間だったが、市振の集落を見た後ヘナヘナヘナとなったのを思い出しました。
北海道編
【日勝峠(国道274号)】
穂別国道と命名されているところ。
自分がレンタカーで走った当時(2001年?9月)だが、旧日高町市街~日勝峠の間は、異常なほどぶっ飛ばすクルマが続出していたので死ぬ思いをしたのを鮮明に覚えている。道幅や車間からして体感的にクルマの流れが早すぎるのに、ペースを落とすことが後続車の関係で許されなかった。自車を含め全車が速度違反の状態だった。おそらく、こんな速度超過が常態化していたのだろう。窓の外ではパトカーのサイレンが鳴りっぱなしだった。
確かに、道路構造だけで考えれば飛ばし易い事は否めないが、クルマが多くなって皆が飛ばすと苦痛しか感じない典型的なところでした。
【オロロンライン(国道5号)】
国道5号を札幌市から小樽市街に向かう途中。銭函(小樽市)の市街を過ぎると、朝里(小樽市)までの間はひたすら走るしかない。途中で休めるようなところもない。
海岸沿いの道なので山道ではないし、車窓から見える日本海は美しいのだが、疲れているときは手前の銭函や朝里で休まなくてはならない。
【大沼国道の八雲=長万部間(国道5号)】
函館方面から北へ進み、八雲町市街を抜けると、片側1車線・対面通行の形で国道5号が続く。
八雲町以南では、ところどころに一時休憩ができるようなところが設けられているのだが、八雲町から北ではそんなものもない。
道の駅はおろか、コンビニすらない。
次に休めるのは、長万部市街入り口にある、ローソン長万部平里店だが、八雲市街から30kmもある。
昼間ならば、路肩に止まって休もうって運転もできなくはないが、路肩そのものが狭いので厳しい。一時退避できるところもない。夜間は路肩に止まることそのものが危険だ。
交通量が少ないところならば、夜間でも路肩に止まれるが、連続進行が普通にある道で、本線から減速してから路肩に止まる運転なんて難しくなってしまう。
「スピード落とせ」と警察は言うが、それが安全運転につながるとは必ずしも思えない一帯である。死亡事故を減らすためには、早急にこの間に路側帯を設ける必要がある。
この間を通過する前に、休憩を取るべきである。上りならば長万部で、下りであれば八雲で。
関西編
【尼崎→天王寺(国道43号線)】
国道43号を兵庫県から大阪府に走ったときの話。
兵庫県内は普通に道幅の広い国道としておけばいいのだが、大阪市内に入ったあたりでなんとも言えない違和感が。基本的に立体交差の上を走らされて、終わったら大阪環状線の新今宮駅前。日本一のドヤ街である釜ヶ崎の入り口。そのまま先に進むと天王寺駅。
慣れれば大したことはないんだろうが、勝手にワープさせられた感じを持ってしまった。新今宮から梅田へは5kmぐらいなのでクルマでは大したことなどない距離だが、すごく損した気分になれます。
此花区の梅香交差点に出るよう、下に出る形を取るのがいいのではあるが、交通量が多いのでうかつに車線変更もできない。そんなこともあって、不案内であると前述の通り新今宮へ強制的に向かう形にならざるを得ません。
大阪市内の道路は立体構造が多いので初見では混乱する気がするが、ここはその代表だと思った。梅田から箕面までの新御堂筋(国道423号)も立体構造だが、こちらはさほどヘンな感じはありません。
【六甲山上道路(兵庫県道16号明石神戸宝塚線)】
2011/11/27追加。
西宮市夙川から県道82号線大沢西宮線経由で甲寿橋交差点に出て、ここから西に向かった形。一般には、六甲山系の山頂付近を東西に走る観光道路としての側面もあるため「六甲山上道路」と呼ばれている。
という愛称がついている。六甲山記念碑台は、六甲ケーブル・六甲山上駅から伸びる「サンライズドライブウェイ」とつながる交差点そばにある。
神戸ゴルフコースは東側、六甲山ホテルや六甲山郵便局は西側。
峠道とはちょっと違うが、東側の方が、道が厳しめ。西側はそれほどでもない。
全線を通してタフに走ろうってイメージはなかったので「走り屋」とするにはちょっと違和感があるかも。
道路上から、神戸の街並みを望むのは不可能。六甲ガーデンテラスや摩耶山掬星台に向かうしかない。ただし、駐車料金500円が必要です。
六甲山系の展望台から、神戸市街をくまなく一望しようとするのはムリ。地形が
六甲山郵便局にも神戸の街を一望できる展望テラスも設けられている。営業時間中(12/31、1/1-3を除く平日の9-17)は誰でも利用可能。用意されている駐車場は来客用なので無料だ。なかなかいい眺めだった。
展望テラスからは、正面に灘の街、六甲アイランド、ポートアイランド・神戸空港などが望める。とはいえ、三宮や元町は山の死角になってしまうため見ることができない。
神戸空港の彼方に関西国際空港があるとのことだが、これは視界が良くないと判別しづらい。これは展望台の場所というより、六甲山から関空までの距離のせい。
利用料金そのものは無料ですが、切手とかはがきなど買って上げて下さい。

六甲山郵便局の展望台から灘市街を望む
中央の橋は阪神高速・灘浜大橋、右上はポートアイランド・神戸空港。
三宮の一帯はフレームの外・右側。山影に隠れて見られなかった。
【神戸市垂水区内の国道2号】
ここは山道でも何でもありません。しかし、生理的に受け付けない一帯。
三宮から須磨までは普通に走ればいいが、その先は明石市朝霧まで「走るしかない」状況に陥れられる。とくに上り線。下手に裏道に入ろうものなら、塩屋を筆頭に細い道だらけのところに迷い込みかねません。
【山中越(京都府道・滋賀県道30号下鴨大津線)】
2012/01/07追加
京都市左京区下鴨松原町を起点に滋賀県大津市松山町に至る地方道。
11/12/30午後、左京区の北白川別当交差点から、大津市の神宮町交差点までを実走した。
御蔭道とされる部分はまだ、直線の上り坂って雰囲気なので、大した感じに放っていないが、東に進んで志賀越道に入るとかなり強力な、山道となる。
京都側は上り、大津側は下りで進んだので割り引きは必要だが、京都側の方が道が厳しいように感じた。
路線バスや観光バスぐらいの大きさのクルマになってしまうと、道が曲がるところの手前で、対向車をやり過ごすために一時停車をすることもしばしばだった。
当然のように後続の車は待たざるを得ない。
途中の大津市比叡平に新興住宅地が設けられているためか、京阪バスが路線運行している。それはいいのだが、通常サイズのバスじゃなくてマイクロバスにお替え下さいよ…と文句を垂れたくなった。
俗にいう「酷道」のレベルには達していないので、走行に関して特段の注意は必要としない。
走行時点は、現地の外気温が5度程度だったので辛うじてセーフだったが、冬期は路面凍結・降雪などに留意しておく必要がある。