少年野球に応援されているようなシャープ…JR阪和線の車窓から
「世界の車窓から」…とやってしまうと富士通になってしまいが、厳密には「海外の車窓から」と言い換えた方がいい。
鉄道車両の車窓を流す、テレビ朝日のミニ番組の事である。
ただ、ここで富士通の名前を出して理解してもらえるのは、テレビ朝日、ABC朝日放送、メ~テレ、BS朝日を見られる人に限定されるようだが。
「海外の車窓から」が成立して、「日本の車窓から」が成立しないのは、単純に線路沿いの広告看板のせいと思われ。
NHK朝の連続ドラマ小説「マッサン」の一節で、「東海道本線の車窓から見えるように工場を建てろ」と、今のサントリー山崎蒸留所を建てさせた話が出てきたが、そのパターンがあまりに広がってしまって、「日本の車窓から」は原野を貫く一帯でもないと、富士通の意向から放送できない問題が出てしまっているはず。
東海道新幹線の名古屋~岐阜羽島間の間にある「パナソニックの巨大ソーラーパネル」…富士通ゼネラルのエアコンとバッティングするから使えない。
品川駅から新横浜に向かう途中で、多摩川を渡ったら、決して映してはならないNEC…未来永劫使えない。
駅の壁面には広告パネルが…これが神社仏閣、大学、美術館、病院の類だったら問題にしないだろうが、企業広告だったら望ましくない。
大阪市内のJR阪和線でも、2015年3月時点では「世界の車窓から」に不適切な一帯が存在する。
南田辺駅と鶴ヶ丘駅の間である。西側にはシャープの本社が…
シャープの本社ビルと、本社が移転するはずだったあべのハルカスの車窓写真を載せます。
ただ、なにげに「笑えない」応援を見つけてしまったので、その写真も合わせて載せる形にします。
撮影日時は2014年9月25日17時40分です。

阪和線の国鉄103系スカイブルーです。関西では2014年9月でも現役です。
撮影地は堺市・三国ヶ丘駅です。

シャープ田辺ビル

シャープ田辺ビル(左)、本社ビル(右)
三国ヶ丘駅から天王寺駅へ向かう途中に、シャープの本社ビルがある。
長池公園をはさんで。
「世界の車窓から」では絶対取り上げられない。
本来ならば、シャープの本社機能が、天王寺駅前に2014年3月竣工に合わせて移転するはずだったとされているが、2012年2月1日の決算発表で表面化した「経営危機」で白紙にされたとされている。
「目のつけ所が、シャープでしょ。」だったころにはイケイケだったのだが、2011年7月24日のアナログ波テレビ放送停波前のテレビ需要先食いやら、液晶パネルの国際的価格低下やらが重なって、一気に経営危機へ転落してしまった。2010年1月5日に公表されたスローガン「目指してる、未来がちがう。」は、2年後に一気に名は体を表す形になってしまった。
「目指してる、未来がちがう。」が意味するところが、経営危機ではなくて、本来の独自性だったとしたら、ひょっとすると写真にあるシャープのビルは、本社のあべのハルカス移転に合わせて閉鎖され、ショッピングセンターとかマンションを建てるための再開発用地に化けていたのかもしれない。

長池運動場グラウンドに張られた横断幕
シャープ本社前から少し天王寺方向(北方向)に進むと、草野球用のグラウンドが見えてくる。
写真撮影時は、何となく撮っていただけなので気がつかなかったが、改めて見てびっくり。
みんなLet it go!
~己に打ち勝て!~
普通に考えれば、少年野球チームの関係者が、2014年に大・大・大ヒットしたディスニー映画「アナと雪の女王」から言葉を頂いたものを書いた横断幕としておしまい。
だが、「目のつけ所が、シャープでしょ。」「目指してる、未来がちがう。」を見てしまった後は、「シャープ頑張れよ」と励ますようにしか見えて来なかった。
少年野球チーム関係者がそこまで考えていたかどうかなんて、わかりっこないが、余りにもできすぎてしまっている。

桃ケ池公園とあべのハルカスの車窓
阪和線乗車中は、単純にあべのハルカスがアングルに入る写真を撮った形だった。
本社のあべのハルカス移転が叶わなかったのねって意味で。
だが、実際にはシャープの家電販売子会社「シャープエレクトロニクスマーケティング」営業部門の一部が、33Fに入居している。
桃ケ池公園(阪神高速道路の高架)を過ぎると、天王寺駅まであべのハルカスが望めるところは、ない。
シャープは、2015年3月3日の日本経済新聞報道で「もう遅いのや」って状況が白日の下に晒されてしまった。
素直に考えれば、経済産業省と銀行(三菱UFJ・みずほ)主導の元、キヤノンと三菱電機に分割させられた上にリストラに追い込まれるとなってしまう。リストラの際には、「目の付け所がシャープな」ディベロッパーが、写真にあるまとまった地所を買い取って、シャープは跡形もなくなってしまうのかもしれない。
鉄道車両の車窓を流す、テレビ朝日のミニ番組の事である。
ただ、ここで富士通の名前を出して理解してもらえるのは、テレビ朝日、ABC朝日放送、メ~テレ、BS朝日を見られる人に限定されるようだが。
「海外の車窓から」が成立して、「日本の車窓から」が成立しないのは、単純に線路沿いの広告看板のせいと思われ。
NHK朝の連続ドラマ小説「マッサン」の一節で、「東海道本線の車窓から見えるように工場を建てろ」と、今のサントリー山崎蒸留所を建てさせた話が出てきたが、そのパターンがあまりに広がってしまって、「日本の車窓から」は原野を貫く一帯でもないと、富士通の意向から放送できない問題が出てしまっているはず。
東海道新幹線の名古屋~岐阜羽島間の間にある「パナソニックの巨大ソーラーパネル」…富士通ゼネラルのエアコンとバッティングするから使えない。
品川駅から新横浜に向かう途中で、多摩川を渡ったら、決して映してはならないNEC…未来永劫使えない。
駅の壁面には広告パネルが…これが神社仏閣、大学、美術館、病院の類だったら問題にしないだろうが、企業広告だったら望ましくない。
大阪市内のJR阪和線でも、2015年3月時点では「世界の車窓から」に不適切な一帯が存在する。
南田辺駅と鶴ヶ丘駅の間である。西側にはシャープの本社が…
シャープの本社ビルと、本社が移転するはずだったあべのハルカスの車窓写真を載せます。
ただ、なにげに「笑えない」応援を見つけてしまったので、その写真も合わせて載せる形にします。
撮影日時は2014年9月25日17時40分です。

阪和線の国鉄103系スカイブルーです。関西では2014年9月でも現役です。
撮影地は堺市・三国ヶ丘駅です。

シャープ田辺ビル

シャープ田辺ビル(左)、本社ビル(右)
三国ヶ丘駅から天王寺駅へ向かう途中に、シャープの本社ビルがある。
長池公園をはさんで。
「世界の車窓から」では絶対取り上げられない。
本来ならば、シャープの本社機能が、天王寺駅前に2014年3月竣工に合わせて移転するはずだったとされているが、2012年2月1日の決算発表で表面化した「経営危機」で白紙にされたとされている。
「目のつけ所が、シャープでしょ。」だったころにはイケイケだったのだが、2011年7月24日のアナログ波テレビ放送停波前のテレビ需要先食いやら、液晶パネルの国際的価格低下やらが重なって、一気に経営危機へ転落してしまった。2010年1月5日に公表されたスローガン「目指してる、未来がちがう。」は、2年後に一気に名は体を表す形になってしまった。
「目指してる、未来がちがう。」が意味するところが、経営危機ではなくて、本来の独自性だったとしたら、ひょっとすると写真にあるシャープのビルは、本社のあべのハルカス移転に合わせて閉鎖され、ショッピングセンターとかマンションを建てるための再開発用地に化けていたのかもしれない。

長池運動場グラウンドに張られた横断幕
シャープ本社前から少し天王寺方向(北方向)に進むと、草野球用のグラウンドが見えてくる。
写真撮影時は、何となく撮っていただけなので気がつかなかったが、改めて見てびっくり。
みんなLet it go!
~己に打ち勝て!~
普通に考えれば、少年野球チームの関係者が、2014年に大・大・大ヒットしたディスニー映画「アナと雪の女王」から言葉を頂いたものを書いた横断幕としておしまい。
だが、「目のつけ所が、シャープでしょ。」「目指してる、未来がちがう。」を見てしまった後は、「シャープ頑張れよ」と励ますようにしか見えて来なかった。
少年野球チーム関係者がそこまで考えていたかどうかなんて、わかりっこないが、余りにもできすぎてしまっている。

桃ケ池公園とあべのハルカスの車窓
阪和線乗車中は、単純にあべのハルカスがアングルに入る写真を撮った形だった。
本社のあべのハルカス移転が叶わなかったのねって意味で。
だが、実際にはシャープの家電販売子会社「シャープエレクトロニクスマーケティング」営業部門の一部が、33Fに入居している。
桃ケ池公園(阪神高速道路の高架)を過ぎると、天王寺駅まであべのハルカスが望めるところは、ない。
シャープは、2015年3月3日の日本経済新聞報道で「もう遅いのや」って状況が白日の下に晒されてしまった。
素直に考えれば、経済産業省と銀行(三菱UFJ・みずほ)主導の元、キヤノンと三菱電機に分割させられた上にリストラに追い込まれるとなってしまう。リストラの際には、「目の付け所がシャープな」ディベロッパーが、写真にあるまとまった地所を買い取って、シャープは跡形もなくなってしまうのかもしれない。
スポンサーサイト