みんな去ってしまった…「鹿児島」の仲間、JR四日市駅
ふるさとへ向かう最終に
乗れる人は急ぎなさいと
なぜか「B面」の歌詞で始める。
中島みゆき「わかれうた」のB面「ホームにて」の出だしで。
九州新幹線鹿児島ルートの全線開業前日に、東日本大震災が発生するだなんて考えようもなかった、霧島山新燃岳の噴火の被災が問題になっていた頃に行った鹿児島駅は、「みんな去ってしまった」光景となっていた。

鹿児島中央駅

鹿児島駅

彼方に鹿児島駅のホーム
北の町外れに造られた鹿児島駅は、当初は中央駅扱いだったが、近所にあった港湾施設は南に移転し、県庁も南に移転し、鉄道の要所は「武→西鹿児島→鹿児島中央」に持っていかれ、過去の栄光はいまいずことなってしまっている。
ただし、貨物の中央駅扱いは今も継続している。
「わかれうた」→愛していると云ってくれ
「ホームにて」→あ・り・が・と・う
みんな去ってしまった
とビミョーに違うじゃないか…と「握手券本家」の支持者に指摘されたとしても、スルーです。
東京大学と日本大学と亜細亜大学のように「名前が大きくなるほど何とやら」の世界は、鹿児島では通用しない。
鹿児島駅で「ふるさとへ向かう最終に…」ちょっと違うような気がする。「東へと向かう列車で」の方が似合うような気がするが、鹿児島で「東」じゃ「都会」へ向かわないので違う。
ここでは、JR四日市駅の事を書くのだが、調べていくと鹿児島駅とどこかオーバーラップするものばかりが掘り起こされてしまったので、鹿児島駅のことを書いてしまった形です。
①もともと港に近い街外れに設置された。当然、中央駅だ
②高度成長期の都市人口集中で、街そのものは大きくなったが、駅は「中央」っぽくなくなっていった
③新駅に「中央」の座を奪われた
④貨物駅はしっかりある
「鹿児島」と「四日市」をダブらせてしまったのは、こんな共通点からである。
③の新駅は、設置者が「近鉄」と「国鉄」で違うが、本質ではないのでご了承を。
申し訳ない書き方になってしまいが、衰退一途で寂しいJR四日市駅の写真を掲載します。


実は、この写真を写した3年前、日没直前に近鉄四日市駅→JR四日市と行ってみている。
近鉄四日市駅の周辺は、よくある地方都市の中心の風情だった。
そこから、目抜き通りを東へ約1kmほど行った所にあるJR四日市駅前に行って愕然とした。
(廃止になる前の)江差駅前ロータリーほどではないにしても、ガラーンとし過ぎているイメージのみ。
それから3年して、改めてJR四日市駅西口ロータリーに行ったが、無駄に広いロータリーと、無駄に大きい、古くなってしまった駅舎の、「みんな去ってしまった」後の姿を見る形となった。


ドアを開け、駅構内へ入った。
ぶっちゃけ、「ガラーン」感が否めない。
駅舎を建てた頃と比べて乗客が激減してしまった結果としか、考えようがない。
自動改札も近鉄に比べて少なく、電光掲示板に表示される運行表にも運行本数の少なさが表れてしまっている。
近鉄が主で、JRが従の扱いになっているので、当然と言えば当然。
「toicaはエリア内でのみご利用下さい。」と。わざわざ自動改札の真上に掲示するのも悲しい。
ここに写真は載せないが、
関西本線四日市駅より先は(津駅・亀山駅など)交通系ICカードは使用できません。
とポスターが貼られていた。


駅の建物の一角に、レンタサイクルの貸出所がある。
駅内に貸出所があるなんて、なんて便利なんだ! とも思えるが、「空きスペースを埋める」構図でもあるのが哀しい。
単純に立地条件だけで考えたら、「こんな好立地に配置する」こと自体がモッタイナイ扱いとなる。




JR四日市駅の改札をくぐらなくても、四日市駅に停まる車両は写すことができる。
立体交差にはなっておらず、線路わきの駐車場へは徒歩で入っても問題がないため写すことができる。
ホームに横付けされて、名古屋駅へ発車するのを待つ電車が停まっていた。
貨物ターミナル駅であることも停まっている車両群からわかる。
DD51857、DD51899、DE101517、DD51893
牽引車につけられているナンバープレート車番を起こしてみた。全てディーゼル車両だった。
国鉄DD51形ディーゼル機関車、国鉄DE10形ディーゼル機関車だ。
四日市駅を通過する貨物列車は全てディーゼルということなので、ディーゼルしかないのは当然。
四日市を通過する貨物列車は名古屋=四日市=紀勢線の流れになるため、大部分が非電化区間の紀勢線を走るにはディーゼルじゃないとダメということである。
JR四日市駅は、「貨物駅のついでに旅客駅が設けられている」ようになってしまっている。
もともとは、JR四日市駅は「中央駅」だった。近鉄の前身が「中央駅」に隣接する形で四日市駅を設置していた。
だが、1956年に近鉄が「新線」を建設して、旧線「四日市駅」を廃止した。
それから半世紀以上たった今は、ご覧の通りです。
JR四日市駅はそれなりに需要があるので、廃止になることは無いとは思うが、駅舎は減築工事でも行われない限り、無駄に大きいままになってしまっています。JR東海も半ばあきらめていそうな気がします。
乗れる人は急ぎなさいと
なぜか「B面」の歌詞で始める。
中島みゆき「わかれうた」のB面「ホームにて」の出だしで。
九州新幹線鹿児島ルートの全線開業前日に、東日本大震災が発生するだなんて考えようもなかった、霧島山新燃岳の噴火の被災が問題になっていた頃に行った鹿児島駅は、「みんな去ってしまった」光景となっていた。

鹿児島中央駅

鹿児島駅

彼方に鹿児島駅のホーム
北の町外れに造られた鹿児島駅は、当初は中央駅扱いだったが、近所にあった港湾施設は南に移転し、県庁も南に移転し、鉄道の要所は「武→西鹿児島→鹿児島中央」に持っていかれ、過去の栄光はいまいずことなってしまっている。
ただし、貨物の中央駅扱いは今も継続している。
「わかれうた」→愛していると云ってくれ
「ホームにて」→あ・り・が・と・う
みんな去ってしまった
とビミョーに違うじゃないか…と「握手券本家」の支持者に指摘されたとしても、スルーです。
東京大学と日本大学と亜細亜大学のように「名前が大きくなるほど何とやら」の世界は、鹿児島では通用しない。
鹿児島駅で「ふるさとへ向かう最終に…」ちょっと違うような気がする。「東へと向かう列車で」の方が似合うような気がするが、鹿児島で「東」じゃ「都会」へ向かわないので違う。
ここでは、JR四日市駅の事を書くのだが、調べていくと鹿児島駅とどこかオーバーラップするものばかりが掘り起こされてしまったので、鹿児島駅のことを書いてしまった形です。
①もともと港に近い街外れに設置された。当然、中央駅だ
②高度成長期の都市人口集中で、街そのものは大きくなったが、駅は「中央」っぽくなくなっていった
③新駅に「中央」の座を奪われた
④貨物駅はしっかりある
「鹿児島」と「四日市」をダブらせてしまったのは、こんな共通点からである。
③の新駅は、設置者が「近鉄」と「国鉄」で違うが、本質ではないのでご了承を。
申し訳ない書き方になってしまいが、衰退一途で寂しいJR四日市駅の写真を掲載します。


実は、この写真を写した3年前、日没直前に近鉄四日市駅→JR四日市と行ってみている。
近鉄四日市駅の周辺は、よくある地方都市の中心の風情だった。
そこから、目抜き通りを東へ約1kmほど行った所にあるJR四日市駅前に行って愕然とした。
(廃止になる前の)江差駅前ロータリーほどではないにしても、ガラーンとし過ぎているイメージのみ。
それから3年して、改めてJR四日市駅西口ロータリーに行ったが、無駄に広いロータリーと、無駄に大きい、古くなってしまった駅舎の、「みんな去ってしまった」後の姿を見る形となった。


ドアを開け、駅構内へ入った。
ぶっちゃけ、「ガラーン」感が否めない。
駅舎を建てた頃と比べて乗客が激減してしまった結果としか、考えようがない。
自動改札も近鉄に比べて少なく、電光掲示板に表示される運行表にも運行本数の少なさが表れてしまっている。
近鉄が主で、JRが従の扱いになっているので、当然と言えば当然。
「toicaはエリア内でのみご利用下さい。」と。わざわざ自動改札の真上に掲示するのも悲しい。
ここに写真は載せないが、
関西本線四日市駅より先は(津駅・亀山駅など)交通系ICカードは使用できません。
とポスターが貼られていた。


駅の建物の一角に、レンタサイクルの貸出所がある。
駅内に貸出所があるなんて、なんて便利なんだ! とも思えるが、「空きスペースを埋める」構図でもあるのが哀しい。
単純に立地条件だけで考えたら、「こんな好立地に配置する」こと自体がモッタイナイ扱いとなる。




JR四日市駅の改札をくぐらなくても、四日市駅に停まる車両は写すことができる。
立体交差にはなっておらず、線路わきの駐車場へは徒歩で入っても問題がないため写すことができる。
ホームに横付けされて、名古屋駅へ発車するのを待つ電車が停まっていた。
貨物ターミナル駅であることも停まっている車両群からわかる。
DD51857、DD51899、DE101517、DD51893
牽引車につけられているナンバープレート車番を起こしてみた。全てディーゼル車両だった。
国鉄DD51形ディーゼル機関車、国鉄DE10形ディーゼル機関車だ。
四日市駅を通過する貨物列車は全てディーゼルということなので、ディーゼルしかないのは当然。
四日市を通過する貨物列車は名古屋=四日市=紀勢線の流れになるため、大部分が非電化区間の紀勢線を走るにはディーゼルじゃないとダメということである。
JR四日市駅は、「貨物駅のついでに旅客駅が設けられている」ようになってしまっている。
もともとは、JR四日市駅は「中央駅」だった。近鉄の前身が「中央駅」に隣接する形で四日市駅を設置していた。
だが、1956年に近鉄が「新線」を建設して、旧線「四日市駅」を廃止した。
それから半世紀以上たった今は、ご覧の通りです。
JR四日市駅はそれなりに需要があるので、廃止になることは無いとは思うが、駅舎は減築工事でも行われない限り、無駄に大きいままになってしまっています。JR東海も半ばあきらめていそうな気がします。
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