勇退間近のポケモンジャンボ(ピカチュウジャンボ)B747
2013年9月13日の金曜日の夜、新千歳発羽田行のポケモンジャンボ・ピカチュウジャンボに図らずも搭乗することになった。
別にピカチュウジャンボであることから予約したわけではない。予約した便に、ANAがピカチュウジャンボを割り当てて来ただけだ。
ピカチュウジャンボを表に出すべき相手は、主に幼児・児童と考えられるが、週末とはいえ平日夜のフライトで、ピカチュウを売りにしても訴求力が少ないはずなので、事前に何も聞くことはなかった。
搭乗の際に撮った写真を掲載します。
2013年9月13日の金曜日の夕方、帰京すべく新千歳空港にいた。
予約していた、20時半発の羽田空港行きANA82便に搭乗するために。
レンタカーを近くの営業所で返し、営業所の送迎バスで新千歳空港ターミナルビルに着いたときは、だいたい19時だった。3階のグルメ・ワールドで夕食を済ませた後、出発カウンターに向かった。
週末で出張客や観光客などの帰宅ラッシュ時間帯、場合によっては遠距離恋愛で恋人の元へ向かう者、単身赴任のパパ・ママ、介護帰郷なども含む。さらに、14・15・16日の3連休直前なので北海道民の観光まで重なる。乗客が多い事は容易に想像がついた。
オーバーブッキングの恐れがあり、ANAでは後続の便に移ってもらう乗客を15人募集していた。5000円の謝礼を支払う条件で。これは待合室で聞いたアナウンスだった。
5年前にもANA82便から後続便への移動を求めるアナウンスがあったのを思い出してしまった。
もっとも、このときは「後続便への移動」だけでは済まなかったのであるが…細かい事はそちらで。
82便の搭乗口前にたどり着いた。
ポケモンジャンボが停機していた。
ピカチュウジャンボだった。
そこで、手荷物として預けなかったミラーレス一眼カメラで、ガラス越しの機体を撮影した。
なお、夜のため、ガラスにロビーが鏡のように反射してしまうことがどうにもならない。


黄色がベースにペイントされた機体を、搭乗口近くで写した。
預かった手荷物を貨物室に積み込んでいるものと思われる、車両が横付けされていたのも写っている。
なお、搭乗口近くで何枚か写したのであるが、1枚目を選んだ理由はロイスチョコレートの大きなステッカーが貼られたボーディング・ブリッジ(boarding bridge)が写っているのがこれだけだからだ。


機内にて。
席には、使い捨てと思われる薄手の、ポケモンキャラがプリントされたヘッドレストがつけられていた。
ピカチュウとピクニティ(?)がプリントされていた。
ヘッドレストをはがして持って帰ろうかとも思ったが、さすがにそれは止めた。
なお、ANAがポケモンジャンボ運行を謳わないフライトだったのでここまで。
キャンペーン実施中は、紙コップや客室乗務員(CA)のエプロンもポケモンジェット限定のオリジナルデザインだったとのことだが、搭乗した82便は通常の紙コップ・エプロンとも通常通りだった。
…………………………
ここまでは、ベタなポケモンジャンボ搭乗記でしかない。だが…
5分遅れで新千歳空港を発ったポケモンジャンボは、(21時20分ぐらいか)行程の半分以上を経過したところで、着陸態勢に入り始めた。
シートベルトの着用サインが出た。
そのあと、機長のあいさつが流れた。
普段なら、東京の天気、気温がどのくらい、着陸予定時刻を伝えるなどで終わりである。
だが、この日は違った。
この機体が9月末を以って退役するとの事で、機長の思いが語られていた。
「高度成長期を支え…」
このあたりの話を1分以上していた。
日本国内に限定しても、JALは旅客機としてのB747は、2011年3月21日のフライトを最後に退役している。
ANAは2014年3月末日を以って全機退役。2013年9月末までは4機体制。
後で調べると、
・1970年に100型が就航
・派生機の400型が1984年に就航
・2014年3月に旅客機として全面退役
なので、「(B747が)高度成長期を支え…」とするのは正しい。
ただ、正しいのは「ANAにクローズした場合」である。それも100型~400型を通じての意味で。
機長個人のあいさつとするより、全日本空輸株式会社のあいさつと考えるべきものだった。
日本の高度成長期が指すところって、どう遅くても1973年11月に始まったオイルショックまで。
1973年11月に機長がANAの社員でなかったとは言い切れないが、40年も前なので、可能性は極めて低い。
ウィキペディアをそのまま引用する形だが、B747の「8型」が2012年にルフトハンザ航空で初就航し、ルフトハンザドイツ航空、大韓航空、中国国際航空、アリク・エア(ナイジェリア)、トランスアエロ航空(ロシア)に旅客機として納入予定なので、世界の空からB747の新機がまだ飛ぶこととなる。
従って、「ANAにクローズした場合」としないと、B747旅客機の話は筋が通らない違和感はあるが、日本の旅客用国内線から"ジャンボ"B747は姿を消していくことになる。
9月中にANAのジャンボに乗る機会はないので、ポケモンジャンボは乗り収めとなったのだった。

羽田空港に着き、飛行機を降りた。
ボーディング・ブリッジを通り過ぎて間もなく、乗っていたピカチュウジャンボの写真を改めて写した。
機体の概観の他、メンテナンス作業の担当者と思われる人が階段を下りているところも写っている。
撮影場所で意識できたのはここまで。
だが。この項を書くため、改めて写真をPCで見てみたらアレ?
少し離れたところに、ピース★ジェットが停機しているじゃありませんか。
どうも、ANAではピカチュウジャンボ、ピース★ジェットとも羽田空港を拠点に運行されているものらしい。
ピカチュウジャンボはこの搭乗しか見なかったが、1機しかないピース★ジェットの姿は、羽田から新千歳に向かった行きの8日、そして帰りの13日ともに見える場所に停機していたことになったのだった。
この写真を写した後、長い通路を進み、家路に至ったのでした。

【9/8 16:50撮影】

※9月30日の那覇発羽田行を以ってピカチュウジャンボは退役となるが、ピース★ジェットは10月以降も運行続行です。
別にピカチュウジャンボであることから予約したわけではない。予約した便に、ANAがピカチュウジャンボを割り当てて来ただけだ。
ピカチュウジャンボを表に出すべき相手は、主に幼児・児童と考えられるが、週末とはいえ平日夜のフライトで、ピカチュウを売りにしても訴求力が少ないはずなので、事前に何も聞くことはなかった。
搭乗の際に撮った写真を掲載します。
2013年9月13日の金曜日の夕方、帰京すべく新千歳空港にいた。
予約していた、20時半発の羽田空港行きANA82便に搭乗するために。
レンタカーを近くの営業所で返し、営業所の送迎バスで新千歳空港ターミナルビルに着いたときは、だいたい19時だった。3階のグルメ・ワールドで夕食を済ませた後、出発カウンターに向かった。
週末で出張客や観光客などの帰宅ラッシュ時間帯、場合によっては遠距離恋愛で恋人の元へ向かう者、単身赴任のパパ・ママ、介護帰郷なども含む。さらに、14・15・16日の3連休直前なので北海道民の観光まで重なる。乗客が多い事は容易に想像がついた。
オーバーブッキングの恐れがあり、ANAでは後続の便に移ってもらう乗客を15人募集していた。5000円の謝礼を支払う条件で。これは待合室で聞いたアナウンスだった。
5年前にもANA82便から後続便への移動を求めるアナウンスがあったのを思い出してしまった。
もっとも、このときは「後続便への移動」だけでは済まなかったのであるが…細かい事はそちらで。
82便の搭乗口前にたどり着いた。
ポケモンジャンボが停機していた。
ピカチュウジャンボだった。
そこで、手荷物として預けなかったミラーレス一眼カメラで、ガラス越しの機体を撮影した。
なお、夜のため、ガラスにロビーが鏡のように反射してしまうことがどうにもならない。


黄色がベースにペイントされた機体を、搭乗口近くで写した。
預かった手荷物を貨物室に積み込んでいるものと思われる、車両が横付けされていたのも写っている。
なお、搭乗口近くで何枚か写したのであるが、1枚目を選んだ理由はロイスチョコレートの大きなステッカーが貼られたボーディング・ブリッジ(boarding bridge)が写っているのがこれだけだからだ。


機内にて。
席には、使い捨てと思われる薄手の、ポケモンキャラがプリントされたヘッドレストがつけられていた。
ピカチュウとピクニティ(?)がプリントされていた。
ヘッドレストをはがして持って帰ろうかとも思ったが、さすがにそれは止めた。
なお、ANAがポケモンジャンボ運行を謳わないフライトだったのでここまで。
キャンペーン実施中は、紙コップや客室乗務員(CA)のエプロンもポケモンジェット限定のオリジナルデザインだったとのことだが、搭乗した82便は通常の紙コップ・エプロンとも通常通りだった。
…………………………
ここまでは、ベタなポケモンジャンボ搭乗記でしかない。だが…
5分遅れで新千歳空港を発ったポケモンジャンボは、(21時20分ぐらいか)行程の半分以上を経過したところで、着陸態勢に入り始めた。
シートベルトの着用サインが出た。
そのあと、機長のあいさつが流れた。
普段なら、東京の天気、気温がどのくらい、着陸予定時刻を伝えるなどで終わりである。
だが、この日は違った。
この機体が9月末を以って退役するとの事で、機長の思いが語られていた。
「高度成長期を支え…」
このあたりの話を1分以上していた。
日本国内に限定しても、JALは旅客機としてのB747は、2011年3月21日のフライトを最後に退役している。
ANAは2014年3月末日を以って全機退役。2013年9月末までは4機体制。
後で調べると、
・1970年に100型が就航
・派生機の400型が1984年に就航
・2014年3月に旅客機として全面退役
なので、「(B747が)高度成長期を支え…」とするのは正しい。
ただ、正しいのは「ANAにクローズした場合」である。それも100型~400型を通じての意味で。
機長個人のあいさつとするより、全日本空輸株式会社のあいさつと考えるべきものだった。
日本の高度成長期が指すところって、どう遅くても1973年11月に始まったオイルショックまで。
1973年11月に機長がANAの社員でなかったとは言い切れないが、40年も前なので、可能性は極めて低い。
ウィキペディアをそのまま引用する形だが、B747の「8型」が2012年にルフトハンザ航空で初就航し、ルフトハンザドイツ航空、大韓航空、中国国際航空、アリク・エア(ナイジェリア)、トランスアエロ航空(ロシア)に旅客機として納入予定なので、世界の空からB747の新機がまだ飛ぶこととなる。
従って、「ANAにクローズした場合」としないと、B747旅客機の話は筋が通らない違和感はあるが、日本の旅客用国内線から"ジャンボ"B747は姿を消していくことになる。
9月中にANAのジャンボに乗る機会はないので、ポケモンジャンボは乗り収めとなったのだった。

羽田空港に着き、飛行機を降りた。
ボーディング・ブリッジを通り過ぎて間もなく、乗っていたピカチュウジャンボの写真を改めて写した。
機体の概観の他、メンテナンス作業の担当者と思われる人が階段を下りているところも写っている。
撮影場所で意識できたのはここまで。
だが。この項を書くため、改めて写真をPCで見てみたらアレ?
少し離れたところに、ピース★ジェットが停機しているじゃありませんか。
どうも、ANAではピカチュウジャンボ、ピース★ジェットとも羽田空港を拠点に運行されているものらしい。
ピカチュウジャンボはこの搭乗しか見なかったが、1機しかないピース★ジェットの姿は、羽田から新千歳に向かった行きの8日、そして帰りの13日ともに見える場所に停機していたことになったのだった。
この写真を写した後、長い通路を進み、家路に至ったのでした。

【9/8 16:50撮影】

※9月30日の那覇発羽田行を以ってピカチュウジャンボは退役となるが、ピース★ジェットは10月以降も運行続行です。
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