どうみても伊勢市の中心駅、近鉄山田線宇治山田駅
伊勢市駅から、参道を経て外宮まで行った。
既に16時を回っていたので、その日のうちに内宮に行くのは諦め、翌日に回した。
外宮の豊受大御神に着いたのがだいたい16時半、外宮の敷地を出たのが16時50分あたり…
ちょっと中途半端な時間だった。
そこで、近くにある「宇治山田駅」まで歩いてみようと行ってみた。
税務署、市役所、ハローワーク、裁判所、県域銀行・百五銀行の支店…伊勢市の官庁街って雰囲気のところを抜け、三重県道37号線の岩淵交差点を左折し、駅前に向かった。
やがて右手に駅舎が見えて来始めた。
え?
事前情報を知らない自分は面喰ってしまった。
エラく豪華でご立派な駅舎だと。
改築中の伊勢市駅なんて…って扱いができてしまうぐらいだった。
【正面から】


【左手から】

1日の乗降客が10万人を数える大都市の駅と比べてしまうとさすがにこじんまりとしているが、伊勢市の大きさから考えれば凄くご立派。
最近ありがちな駅ビル・ショッピングセンターの一種になっていないのもいい。
わざわざ書くまでもないが、内宮の門前駅として建設されたため、立派だ。
違うのは、駅の立派さに駅前がついていけていない事。
1300席のコンサートホールを備える伊勢市観光文化会館が鎮座しているが、それだけ。
近鉄山田線で600mの伊勢市駅辺りに、駅以外の中心が集まっていて、こちらには回ってこなかったって感じだ。
【改札口】

こちらはベタ。
自動改札が並んでいるだけ。
違うとすれば、電光掲示板に「普通」の写る比率が少ないことぐらいか。
大阪上本町行き特急、大阪難波行き特急、名古屋行き特急・急行、鳥羽行き特急が掲示されていた。
新幹線の沿線ではないJR幹線・主要駅のような「電光掲示」と思ってしまったのだった。
【駅舎内】


凄く立派。
お伊勢様の門前として作ったことが、ここでもわかる。
【宇治山田駅についての説明書き】

設計は元鉄道省建築課長で~久野 節氏
神都の玄関口にふさわしい気品と風格を漂わせて
神鏡を思わせるようなテコラッタ
ここぞとばかりに、自画自賛している。
もっとも、自画自賛に値する建築物である。
コンコースの高い天井共々、デザインに優れた昭和初期の名建築と評価されており、駅舎本屋は2001年に国の登録有形文化財に登録された。第1回中部の駅百選選定駅。
どのように考えても、この駅舎は長く維持管理され、使われていくはず。
【しまかぜ3/21デビュー】

駅内には、3/21の営業運転に先立ち、特急しまかぜの写真を並べる写真がパネルに貼られる形で展示されていた。
車両が作られたいきさつを考えれば、宇治山田駅に掲示されるのが最適だ。
2013年に執り行われる伊勢神宮の第62回式年遷宮にあわせ、伊勢志摩を訪れる観光客に充実した旅行を提案すべく、2012年秋に2編成12両が製造され、2013年3月21日から運行開始された。
ってことですから。乗降客数だけで考えれば、大阪難波駅、名古屋駅に展示するべきだが、両駅ではあいまいな扱いにしかされない。「式年遷宮にあわせ」なのだから、内宮への門前駅と位置づけられる宇治山田駅に掲示されるのが最適ということ。
街の構成から見れば、伊勢市の中心駅は伊勢市駅と考えるのが普通だ。
だが、力が入った宇治山田駅を見ると、どう考えても宇治山田駅が中心駅となってしまう。
そもそも、「宇治山田」を名乗った理由は、宇治山田市の中心駅として近鉄の前身・参宮急行電鉄が1931年に駅を開業したから。
宇治山田を名乗った理由は、1888年に宇治山田町ができる前、内宮のある「宇治」と外宮のある「山田」の名前を繫げるよう決定したため。現存する京都府の宇治市、かつてあった福岡県の山田市(現在は嘉麻市の一部)とは何ら関係ない。
宇治山田市は、周辺市町村の合併に合わせて1955年1月1日に「伊勢市」と改称され、今に至るが、駅名は解消されないまま今日に至っている。
現在の伊勢市駅は、1959年7月15日に「山田」から改称されて今日に至る。
伊勢市に「伊勢」駅が存在したことがない。
「伊勢」駅が存在しない理由に、「伊勢」と改称しなかった「宇治山田」駅の存在があるように思えてしまうわけです。「伊勢駅」が無い理由を調べたら、ややこしい。
既に16時を回っていたので、その日のうちに内宮に行くのは諦め、翌日に回した。
外宮の豊受大御神に着いたのがだいたい16時半、外宮の敷地を出たのが16時50分あたり…
ちょっと中途半端な時間だった。
そこで、近くにある「宇治山田駅」まで歩いてみようと行ってみた。
税務署、市役所、ハローワーク、裁判所、県域銀行・百五銀行の支店…伊勢市の官庁街って雰囲気のところを抜け、三重県道37号線の岩淵交差点を左折し、駅前に向かった。
やがて右手に駅舎が見えて来始めた。
え?
事前情報を知らない自分は面喰ってしまった。
エラく豪華でご立派な駅舎だと。
改築中の伊勢市駅なんて…って扱いができてしまうぐらいだった。
【正面から】


【左手から】

1日の乗降客が10万人を数える大都市の駅と比べてしまうとさすがにこじんまりとしているが、伊勢市の大きさから考えれば凄くご立派。
最近ありがちな駅ビル・ショッピングセンターの一種になっていないのもいい。
わざわざ書くまでもないが、内宮の門前駅として建設されたため、立派だ。
違うのは、駅の立派さに駅前がついていけていない事。
1300席のコンサートホールを備える伊勢市観光文化会館が鎮座しているが、それだけ。
近鉄山田線で600mの伊勢市駅辺りに、駅以外の中心が集まっていて、こちらには回ってこなかったって感じだ。
【改札口】

こちらはベタ。
自動改札が並んでいるだけ。
違うとすれば、電光掲示板に「普通」の写る比率が少ないことぐらいか。
大阪上本町行き特急、大阪難波行き特急、名古屋行き特急・急行、鳥羽行き特急が掲示されていた。
新幹線の沿線ではないJR幹線・主要駅のような「電光掲示」と思ってしまったのだった。
【駅舎内】


凄く立派。
お伊勢様の門前として作ったことが、ここでもわかる。
【宇治山田駅についての説明書き】

設計は元鉄道省建築課長で~久野 節氏
神都の玄関口にふさわしい気品と風格を漂わせて
神鏡を思わせるようなテコラッタ
ここぞとばかりに、自画自賛している。
もっとも、自画自賛に値する建築物である。
コンコースの高い天井共々、デザインに優れた昭和初期の名建築と評価されており、駅舎本屋は2001年に国の登録有形文化財に登録された。第1回中部の駅百選選定駅。
どのように考えても、この駅舎は長く維持管理され、使われていくはず。
【しまかぜ3/21デビュー】

駅内には、3/21の営業運転に先立ち、特急しまかぜの写真を並べる写真がパネルに貼られる形で展示されていた。
車両が作られたいきさつを考えれば、宇治山田駅に掲示されるのが最適だ。
2013年に執り行われる伊勢神宮の第62回式年遷宮にあわせ、伊勢志摩を訪れる観光客に充実した旅行を提案すべく、2012年秋に2編成12両が製造され、2013年3月21日から運行開始された。
ってことですから。乗降客数だけで考えれば、大阪難波駅、名古屋駅に展示するべきだが、両駅ではあいまいな扱いにしかされない。「式年遷宮にあわせ」なのだから、内宮への門前駅と位置づけられる宇治山田駅に掲示されるのが最適ということ。
街の構成から見れば、伊勢市の中心駅は伊勢市駅と考えるのが普通だ。
だが、力が入った宇治山田駅を見ると、どう考えても宇治山田駅が中心駅となってしまう。
そもそも、「宇治山田」を名乗った理由は、宇治山田市の中心駅として近鉄の前身・参宮急行電鉄が1931年に駅を開業したから。
宇治山田を名乗った理由は、1888年に宇治山田町ができる前、内宮のある「宇治」と外宮のある「山田」の名前を繫げるよう決定したため。現存する京都府の宇治市、かつてあった福岡県の山田市(現在は嘉麻市の一部)とは何ら関係ない。
宇治山田市は、周辺市町村の合併に合わせて1955年1月1日に「伊勢市」と改称され、今に至るが、駅名は解消されないまま今日に至っている。
現在の伊勢市駅は、1959年7月15日に「山田」から改称されて今日に至る。
伊勢市に「伊勢」駅が存在したことがない。
「伊勢」駅が存在しない理由に、「伊勢」と改称しなかった「宇治山田」駅の存在があるように思えてしまうわけです。「伊勢駅」が無い理由を調べたら、ややこしい。
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