中国製冷凍ギョーザ中毒事件が逮捕されたと分かった、27日の状況
今朝、メタミドホス入り餃子の犯人が中国当局に逮捕されたことが明らかになった。
2008年1月に発覚した中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国国営新華社通信は26日、警察当局が、河北省石家荘市の製造元「天洋食品」の元臨時従業員の男で、同省の呂月庭・容疑者(36)を逮捕したと伝えた。
同通信によると、呂容疑者は当時、天洋食品の賃金待遇や同僚の従業員などへの不満から、その腹いせに毒物を混入させたという。呂容疑者は、容疑を認めている。当局は犯行に使った注射器を押収したほか、大量の証言を得たという。ただ、同通信は、具体的な犯行の手口や不満の内容などは伝えていない。警察当局はこれまで臨時従業員ら数人を取り調べた経緯があるが、呂容疑者がその中に含まれていたかどうかは不明。
関係筋によると、中国外務省は26日夜、新華社報道に先立ち、北京の日本大使館にこの事実を通告した。
◇ ◇ ◇
「賃金待遇や同僚の従業員などへの不満」って、いまの日本企業にも通ずるものではないですか。バブル崩壊後に既存勢力を保護しすぎた結果、当時20代の若手は潰され、当時の10代は生活苦に近い状況にまで叩き落されてしまった。近年、授業料が工面できず、卒業証明書が発行してもらえない高校生が現われてしまったのも、団塊世代以上が搾取した結果に過ぎないのだ。
成果主義という名の減点主義で疲弊しきったのはNECや富士通(決して"富士通やNEC"ではない)を見れば明らか。東芝のように従業員をこき使って過労死やうつ病患者を多発させるところも現われている。利益さえ出れば何でもいいと、クレジットカードで家電製品を買わせてから、裏で安値で引き取り、引き取ったものを再度店頭に並べるようなことをやる量販店も公然と現われる始末である。ブラック企業なんて掃いて捨てるほどある。
企業に品格がなくなると、従業員にも品格がなくなるのだ。
ヤマダ電機の従業員扱いの酷さは、電車の中で公然と話されるぐらいだ。女子バレーボールの栗原恵がNECからパイオニアへ移籍したそもそもの原因は、NECの酷い待遇に嫌気がさしたものと状況証拠からわかってしまう。東芝に解雇不当と訴えている四十路女性もいる。2ちゃんねるのカキコはなにおやいわんや。自分に不利にならないように気をつけながらだが、怨みは晴そうとするものなので、組織犯罪を見つけたら警察や公安へ密告ってことも増えざるを得ないでしょう。
話を戻す形にするが、餃子事件のことは、当ブログ開始当時に書いていたんだな。
この一件で、JTが買収したばかりの「加ト吉」は社名変更に追い込まれてしまった。
TableMarkのCMが打たれていたが、そのどこにもJTグループであることはうたわれず、「加ト吉」だったこともうたわれていなかった。ホームページでも「グループ会社一覧」など一部にしかJTの文字がない。
事件を連想させる「JTグループの加ト吉」ってことを打ち消したいみたい。気持ちはわからんでもないが、社名を変えても「JTグループ」だってことは資本関係から打ち消せないんですけどね。ごまかせませんぜ。
【当時のカキコ】
中国餃子のJTについて
http://plaza.rakuten.co.jp/platinumhills/diary/200801310002/
中国餃子問題について思う、食品問題の対応の良し悪しについて
http://plaza.rakuten.co.jp/platinumhills/diary/200802020000/
毒入りギョーザへの街の反応
http://plaza.rakuten.co.jp/platinumhills/diary/200802020001/
ニューヨーク株式?
終わって見れば小動きで書きようもない。月曜日は配当取り買いだけで上がったところの爆下げだけが目立ちそうです。
今朝のカキコは以上です。