雑誌廃刊、遊園地倒産…栄枯盛衰世の倣い
大阪のエキスプランドは民事再生法を申請するに至った。
読売ウイークリーは12月に休刊となる。
1970年に日本人口の半数(6000万人以上)を集めた大阪万博跡地にあるエキスポランドは、昨年5月のジェットコースター事故の影響もあって、自主再建を断念せざるを得なくなったというもの。
ただでさえ、旧来型の遊園地は時代遅れになっているので閉園が相次いでいる。東京ディズニーランドとか、富士急ハイランドみたいな大きいところは事業が成立しているものの、小規模なところは閉鎖が相次いでいる。デパートの屋上にあった遊戯施設も、今では園芸品を売るようなところに相次いで変わっている。少子化以外にも、家庭用ゲーム機の普及も小規模遊戯施設の撤退に拍車を掛ける形になっていると思われます。
また、読売ウィークリーのような週刊誌は、東スポや日刊ゲンダイと同じく電車の中で読まれる性格が強いはずだが、電車で読まれる類のものはことごとくケータイに読者を奪われる形になっている。
「インターネットの台頭など情報インフラの変化」という理由付けに否定の余地もないが、B5→A4のリニューアルが仇になってしまった面も否定できない。
A4サイズには、1988年創刊のAERAがデンと控えている上、週刊ダイヤモンド・週刊東洋経済が経済の土俵から少し一般的にこなれた記事を時々出すようになってきているので、固定客の多いこれらの週刊誌と比較すると、どうしても読売ウイークリーには手が伸ばされにくくなってしまったというもの。
「インターネットの台頭」で読者が減ったと説明できるのは、東証終値を最終版で掲載する夕刊フジとか大阪新聞ぐらいになってしまうので、産経の解説では怪説にしかならず、ずれを感じざるを得ない。
エキスポランドが自力再生断念、民事再生法申請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000519-san-soci
10月29日10時11分配信 産経新聞
昨年5月、園内のジェットコースター「風神雷神2」が脱線、死傷事故が起きた遊園地「エキスポランド」(大阪府吹田市)が29日、民事再生法の手続きを申請したと発表した。
同園は事故後、営業を再開したが再び、休園に追い込まれていた。大阪地検はジェットコースター事故をめぐって、業務上過失致死傷と建築基準法違反(虚偽報告)などの罪で同社の伊藤正則元取締役(60)と建部淳元施設営業部長(65)らを在宅起訴している。
読売ウイークリー12月で休刊へ 70年の歴史に幕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000506-san-ent
10月29日0時24分配信 産経新聞
読売新聞東京本社の発行する週刊誌「読売ウイークリー」が、12月1日発売号をもって休刊することが、28日わかった。
関係者によると、インターネットの台頭など情報インフラの変化に伴って広告収入が減少。部数も伸びず、赤字に陥っていたという。同社は29日にも関係先に休刊を告知するとみられる。
同誌は昭和13年に創刊。平成12年には誌名を「週刊読売」から「Yomiuri Weekly」に変え、サイズもA4判変型に一新した。長めの特集記事を売りものにしていたが、日本雑誌協会によると、発行部数は10万9625部(平成18年9月~19年8月平均)で、総合週刊誌の中では下位に低迷していた。
「月刊現代」「ロードショー」「論座」「主婦の友」など今年は有名月刊誌の休刊が相次いでいるが、雑誌不況の波は週刊誌にも及んできた。
読売ウイークリーは12月に休刊となる。
1970年に日本人口の半数(6000万人以上)を集めた大阪万博跡地にあるエキスポランドは、昨年5月のジェットコースター事故の影響もあって、自主再建を断念せざるを得なくなったというもの。
ただでさえ、旧来型の遊園地は時代遅れになっているので閉園が相次いでいる。東京ディズニーランドとか、富士急ハイランドみたいな大きいところは事業が成立しているものの、小規模なところは閉鎖が相次いでいる。デパートの屋上にあった遊戯施設も、今では園芸品を売るようなところに相次いで変わっている。少子化以外にも、家庭用ゲーム機の普及も小規模遊戯施設の撤退に拍車を掛ける形になっていると思われます。
また、読売ウィークリーのような週刊誌は、東スポや日刊ゲンダイと同じく電車の中で読まれる性格が強いはずだが、電車で読まれる類のものはことごとくケータイに読者を奪われる形になっている。
「インターネットの台頭など情報インフラの変化」という理由付けに否定の余地もないが、B5→A4のリニューアルが仇になってしまった面も否定できない。
A4サイズには、1988年創刊のAERAがデンと控えている上、週刊ダイヤモンド・週刊東洋経済が経済の土俵から少し一般的にこなれた記事を時々出すようになってきているので、固定客の多いこれらの週刊誌と比較すると、どうしても読売ウイークリーには手が伸ばされにくくなってしまったというもの。
「インターネットの台頭」で読者が減ったと説明できるのは、東証終値を最終版で掲載する夕刊フジとか大阪新聞ぐらいになってしまうので、産経の解説では怪説にしかならず、ずれを感じざるを得ない。
エキスポランドが自力再生断念、民事再生法申請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000519-san-soci
10月29日10時11分配信 産経新聞
昨年5月、園内のジェットコースター「風神雷神2」が脱線、死傷事故が起きた遊園地「エキスポランド」(大阪府吹田市)が29日、民事再生法の手続きを申請したと発表した。
同園は事故後、営業を再開したが再び、休園に追い込まれていた。大阪地検はジェットコースター事故をめぐって、業務上過失致死傷と建築基準法違反(虚偽報告)などの罪で同社の伊藤正則元取締役(60)と建部淳元施設営業部長(65)らを在宅起訴している。
読売ウイークリー12月で休刊へ 70年の歴史に幕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000506-san-ent
10月29日0時24分配信 産経新聞
読売新聞東京本社の発行する週刊誌「読売ウイークリー」が、12月1日発売号をもって休刊することが、28日わかった。
関係者によると、インターネットの台頭など情報インフラの変化に伴って広告収入が減少。部数も伸びず、赤字に陥っていたという。同社は29日にも関係先に休刊を告知するとみられる。
同誌は昭和13年に創刊。平成12年には誌名を「週刊読売」から「Yomiuri Weekly」に変え、サイズもA4判変型に一新した。長めの特集記事を売りものにしていたが、日本雑誌協会によると、発行部数は10万9625部(平成18年9月~19年8月平均)で、総合週刊誌の中では下位に低迷していた。
「月刊現代」「ロードショー」「論座」「主婦の友」など今年は有名月刊誌の休刊が相次いでいるが、雑誌不況の波は週刊誌にも及んできた。
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